ネタ出し方法その7【経験法】:お題『最高の目覚め』
7日目のお題は『最高の目覚め』。条件は目覚めのシーンにカタルシスがあること。
カタルシスってどういう意味だっけと思って調べてみると、何らかの出来事によって引き起こされる情緒の経験が、心の中に鬱積している同種の情緒を解放して快感を得ることらしいです。
私の見る夢は悪夢ばかりで後味が悪いものが多いから、夢から覚めて快感を得たことってないなぁ。大抵は何か怖いものに追われる夢。殺されることはないけど、どこまでもついてきて、目を覚ました時は最悪の気分になるので夢はあまり好きじゃない。
さて、今回のネタ出し方法ですが、ネタ出し方法のネタが尽きました……嘘です。ちゃんとあります。だけど、非常に一般的なものなので紹介しようか少し迷いました。基本に返るということで、今回と次回はそういう感じの方法です。
ネタ出し方法その7【経験法】
読んで字のごとくです。自分自身の”経験”をネタとして書き出してみましょう。
それだけ?と思われるかもしれませんが、これが案外オリジナリティを出すネタになる場合が多いです。特に変わった趣味を持っている人には適しています。
例えば、農業を学んだ経験のある人なら、スローライフやグルメをネタにして小説を書くことができるかもしれません。
例えば、鉄オタの人であるなら、ファンタジー風の異世界に鉄道を引くという話を書くことができるかもしれません。
特別な経験でなく、平凡な経験であっても、それを突き詰めればネタとして活かすことができます。
では、今回も『最高の目覚め』というお題で実践してみましょう。
『最高の目覚め』というお題から、私は素直に過去に見たことのある夢をいくつか思い出してみました。
夢を書き留める習慣はないので、なんとなくこんな夢を見たなぁくらいの気持ちでネタとして書き出しました。先刻も少し書きましたが、何かに追われていたり、何かを責められたりしたような感じの夢ですね。
具体的な内容は覚えていなかったので、実体験の夢を具体化するように脚色し、そこに多少の実体験を交えてリアリティを出しました。
そんな感じで完成したのが、以下の作品です。
「君に一言を贈りたい」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888960849
……たぶん、この時は少し疲れていたのでしょう。多少ネガティブな内容でプロットの組み立ても甘かったです。みなさんから暖かい評価をいただきましたが、個人的評価ではメナシチカフ以下といった感じ。
経験法はそんなに難しいやり方ではないので、短いですが今回はここまでです。
最後に、いつもどおり、個人的に面白いと感じた作品を二つご紹介。
よければ、ぜひ読みに行ってください!
「夢に、彼はいない」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888944875
PURINさん
PURINさん、二回目。人間、追い込まれたら、実際にこんな感じになるんじゃないかとぞくりとさせられる作品です。
彼にとって目覚めとは最高の物なのか、それとも――詳細はぜひ本編をお読みください。
「我を食らう獣」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888938540
@hiro1969さん
身体の一部を捧げることで願いを叶えてくれる獣を従えた勇者の物語。設定もストーリーもしっかりしていて、非常に読みごたえがありました。
暗く重い話ですが、そういうのが好きな人にはたまらない作品でしょう。
こちらもぜひ読んでみてください!
今日はここまで!
年度が替わったことで仕事と生活スタイルが変わってしまい、更新が遅くなってしまいました。申し訳ありません……。
今後は少し更新速度が落ちるかもしれませんが、あと3回ですので、温かい目で見守っていただければ幸いです。
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