読みやすい! 博物館、恐竜、ドラゴン、ドキュメンタリーが好きな人に。

(第一章まで読了してのレビューです)

この作品は文章がしっかりしており内容も濃いのですが、ものすごく読みやすいのです。ここが一番の驚きでした。

物語の内容は作者様が書かれている通り、「平原を、山を、海を、そして世界中を駆け巡り--動物たちを追いかけ、時には追いかけられ、そして戦う、自然科学系ファンタジー。」なのですが、この内容をとても高いレベルでまとめていると思います。

主人公たちが、草原で色々な生物(どれもオリジナル。個性的ですごい)に出会う様子などは読んでいてとても楽しいですし、後半はハラハラする戦いもあり、とても密度の高い作品。

うーん、レビューではなかなか魅力が上手く伝えられません。

気になった方は是非読んでみてください!


-------------------------------
ここから初回レビュー(2019/12/20)

「完璧な第一話だけで★一つの価値あり。二話もいい。」

私は基本的には読了しないと★は付けないのですが。
この作品は第一話だけで★一つの価値があると思いました。

まず、出だしの一文。

>白骨の怪物たちが、広間を埋め尽くしていた。

ここからつながる文章も見事です。
流れるように第一話は進み、最後の一文まで完璧に整っています。

ウェブ小説のメジャー路線とは異なる作風だと思いますが、とても質が高いです。
どうやったらこんな文章を書けるのかなと興味をそそられます。

第一話だけで色々な要素が入っており、導入として完璧。すごい。

二話も読みましたが、実にさりげなくキャラクターの高潔な性格を表す描写があり、本当に素晴らしいと思いました。