2024年3月

KAC2024スタート!

   

 一日遅れの話題で恐縮ですが、個人的なイメージとしては、3月になってからの方が相応しい話題な気もします。

 例年は2月が28日までしかないため、3月に行われるのが恒例となっているカクヨムのお誕生日イベント。今年は「2月29日」が存在するため、昨日から始まっています!

 昨日の「カクヨムからのお知らせ」でも、それに関する告知が複数ありました。


【3/4 11:59締切】KAC2024 第1回お題「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」(KACスペシャルアンバサダー 春海水亭セレクト)

https://kakuyomu.jp/info/entry/8thanniv_KAC20241


カクヨムマスコットキャラクター「トリ」のLINEスタンプが登場!【カクヨム誕生祭2024】

https://kakuyomu.jp/info/entry/8thanniv_Linestamp


本日開幕!カクヨム8周年記念「カクヨム誕生祭2024」【~3/31】

https://kakuyomu.jp/info/entry/8thanniv_open


 告知時刻はそれぞれ「12:00」「12:01」「12:09」となっているので、どれもお昼に出ていた「お知らせ」ですね。

 私個人の関心としては、一番最初のKAC2024。毎年これが楽しみなイベントのはずだったのですが……。

 今年の第1回目のお題は、なんと「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」。

 これは難しい! 見た瞬間、頭を抱えたくなりました。

 同時にふと思ったのが、KACのお題で書き出し指定というのは、おそらく初めての形式ですよね? 少なくとも、私が参加し始めたからは初めてのはず。

 でも自主企画のお題だったり、他サイトの短編コンテストのテーマ指定だったりならば、それなりに結構ある形式なのですよね。今回はお題発案がカクヨム運営ではなく、カクヨムから書籍化されたプロ作家。プロ作家という時点で我々アマチュアからは遠い存在ですが、でも元々カクヨムユーザーだったという意味では身近なわけで、その分だけお題の発想もユーザー寄り。KACの恒例や常識にとらわれず、カクヨムなどの小説投稿サイトを使っていれば目にする機会も多い形式の「書き出し指定」になったのではないか。

 そんなことを考えてしまいました。


 とはいえ、そうやって「そんなことを考えてしまいました」の時点で、私としては現実逃避。それよりもお題から何か考え出さなければ!

 そもそも「自主企画のお題だったり、他サイトの短編コンテストのテーマ指定だったりならば、それなりに結構ある」といっても、自主企画だったら「これは難しいからパス」とスルーしたり、コンテストだったら「毎回応募しているコンテストだから今回も何か出したいけれど、今回のお題は難しいなあ」と挫けそうになったりするのが「書き出し指定」形式です。それほど極端なのは私の場合だけかもしれませんが、おそらく他の方々も今回「難しい!」と感じたのではないでしょうか。

 特に今回は、これが今年の第1回ですからね。私の中では少しだけ「もうパスしたいくらいだけど、1回目に不参加ならばもう皆勤は狙えないし、それならばいっそ今年は不参加……」という気持ちも湧いてくるほど。今まで「お題に従って書くのが好き、だからKACは楽しみ!」とか言っていたくせに、自分にとってKAC参加は「皆勤賞というご褒美があるから」というのが大きな理由だった、と自覚させられました。

 この「皆勤賞というご褒美があるから」に関しては、もうひとつ。今回は特別に、


>第1回のみ特別に自由挑戦お題を設けます。


 というのがあって、そこにはさらに難しいお題が設定されているのですが……。

 こちらは『第1回への参加とはみなされず、KACの各賞の対象にはなりません』なので、参加しても「参加」にカウントされない仕様。

 私の中で「こちらにも参加したい」という意欲が湧いてこないのも、上述の皆勤賞云々と同様の理由なのだろう、と思いました。


 そうやって色々と余計なことも考えてしまいましたが、改めてお題の方に意識を向けると……。

「三分以内」と言われて真っ先に思い浮かぶのは、ウルトラマンとカップラーメン。でもエッセイでなく小説ならば「ウルトラマン」という固有名詞を出したくはないし、どちらもネタにはしづらい気がする。

 そこで考えたのが、以前にもやったような、KACイベントに臨むカクヨムユーザーを主人公にした物語。「最後の回の一つ前までは全て参加。あとは最後のお題だけだったが、締め切りまで残り三分になってしまった。早くしないと、せっかくの皆勤を逃してしまう!」みたいな内容です。

 でもよく考えてみたら、それは「やらねばならない」というほどの緊急事態だろうか。KACの皆勤賞を逃したからといって死ぬわけではないし、困るわけでもない。ただ残念なだけ。

 ならば「三分以内にそれをしないと死ぬ」みたいな状況こそが「三分以内にやらなければならないこと」のはず……という方向性で書いたのが、こんな短編でした。


『目の前の問題を解決しないと、きっと私、消えちゃう』

https://kakuyomu.jp/works/16818093072858040728


 ただし、ちょうど12時前後は少し余裕があったのですが、そのあと午後は用事があったため、書き始めてすぐに中断。結局、投稿したのは夕方になりました。

 しかも、最初は結末まで考えずに書き始めたので、書きながら考える時間を稼ぐ意味でも、また「ネタとしては出オチっぽいからすぐ終わりそうだし、意識して長めに書かないと『文字数800字以上』の規定に足りなくなるかも」という意味でも、冒頭部は余計なことをグダグダと書いて……。

 そんなことをしていたら、最終的には「『文字数800字以上』の規定に足りなくなるかも」どころか4,000文字以上。本来ならばそこから推敲してバッサリ削るべきだったのでしょうが「もう夕方だし、少しでも早く出しておきたい」と自分に甘く、そのまま投稿してしまいました。


 その後。

 夜になって、飼っている犬を目にした時に、また別の「三分以内にやらなければならない」が浮かんできました。先ほどの1作品目では(固有名詞は出しませんでしたが)作中でウルトラマンに言及しており、今度はもうひとつの「カップラーメン」に関わる物語です。

 そもそも「飼っている犬を目にした時に」なので、物語の主人公はペットなのですが、前回のエッセイで書いた通り、KACイベント中もまだ「猫の日記念」の公式自主企画は続いているので、そちらにも参加できる形でKACのお題を消化したい……。

 そんな欲張りな気持ちから、主人公を犬では猫にして、こんな作品になりました。


『これが本日最後のチャンス』

https://kakuyomu.jp/works/16818093072905798470


 ただし昨晩は「既にひとつ出しているから、急いで書く必要はないかな?」と思って執筆せず、書いたのは今日の午後でした。


 とりあえず。

 一応は複数作品で参加できたので、私としてはもう第1回の「○○には三分以内にやらなければならないことがあった」はおなかいっぱい。次は来週月曜日の2回目ですね。

 また、KACではないですが誕生祭のイベントの一環として「ヨムマラソン」にも参加するつもりで、本日エントリーボタンを押しておきました。以前の同様の企画とは異なり、今年の「ヨムマラソン」は『本キャンペーンはエントリーボタンを押した方のみが対象となります』ですからね。


 こんな感じで、今年も私は私なりに、カクヨムの春のイベントを楽しんでします!

 皆様はいかかでしょうか?

   

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