カクヨムを使い始めて思うこと ――六年目の手習い――

一昨日のお知らせ「近況ノートに画像を掲載できるようになりました。」について

　一昨日の「カクヨムからのお知らせ」ですから、本当は一昨日のうちに記すべきでした。でもその日は別件で忙しくて、今日になってしまいました。

　2021年7月6日の「カクヨムからのお知らせ」。複数ありましたが、私にとって最も興味深いのは、カクヨムの新機能についての告知でした。

　近況ノートに画像を掲載できるようになりました。

https://kakuyomu.jp/info/entry/2021/07/06/165000

　いよいよカクヨムでも画像掲載が可能になったのか。

　まずは、そのような感慨を抱きました。

　私が知るだけでも、表紙や挿絵などの形でイラストを掲載できる小説投稿サイトはたくさんあります。私が現在利用中の小説投稿サイトの中では「エブリスタ「ノベリズム」「NOVEL DAYS」がそうですし、「小説家になろう」では表紙イラストは設定できませんが、挿絵イラストは掲載できます。また「ステキブンゲイ」でも最近、表紙の画像設定機能が導入されたそうです。

　そんな中、カクヨムは、おそらく敢えて文章一本を貫いていたのですよね。

　例えば、カクヨムでもシステム上は作中に画像を掲載することは可能なはずなのです。でも一般のユーザーには許可していないだけ。

　実は前々から、一部のアカウントから投稿された作品には、きちんと挿絵が掲載されていますから！

　私がそれに気づいたのは、先日の公式企画「『音楽』を題材にした作品募集」の時です。

　自主企画の枠内で開催されていましたが、公式企画なので企画主はカクヨム運営公式アカウント。私はカクヨムを使い始めて3年目ですが、あまり公式アカウントを訪れた記憶はなかったので、今さらのように行ってみました。そしてこれも『今さら』なのですが、公式アカウントから投稿されている作品の一つ「はじめてのカクヨム2021」を読んでみたら、説明のためのイラストが掲載されていたわけです。

　公式だから一般ユーザーと違うのは、当然と言えば当然なのですが……。『作品』として投稿している中にイラストがあるということは、私たちの投稿作品にイラストを入れることも、技術的には可能なはずですよね。

　だからカクヨムでイラスト掲載不可なのは技術でなく主義の問題なのだろう、と思ったものでした。

　先月下旬にそんなことを考えたばかりだったので、近況ノートだけとはいえイラスト掲載が解禁されたことには、今回しみじみと感じ入ってしまったのです。

　続いて興味深く思ったのが、画像解禁されたのが近況ノートだという点。「ああ、なるほど」という感じでした。

　今までもカクヨムは、近況ノートと作品本文で、出来ることに差をつけていたのですよね。

　例えば、近況ノートに外部サイトのURLを記せばリンクとして機能しますが、作品本文の中で同じURLを記しても、単なるアルファベットの羅列になってしまう。作品内でリンクとして機能するのは、カクヨム内のURLだけです。

　これで何が困るかというと、それこそ挿絵を入れたい時ですね。カクヨム作品では挿絵が掲載できない、でも作中の場面の絵を見てもらいたい……。

　私は「単なるアルファベットの羅列になっても構わない」と思ってURLを記載していましたが、それよりも「近況ノートからならばリンクとして機能するから、そちらから外部サイトのイラストへジャンプする形にして、作品内では近況ノートへ誘導する形のリンクを記す」という方々の方が多かったようです。

　今後、近況ノートでは直接イラストを掲載できるわけですから、このような「近況ノートへ誘導」という使い方は増えることでしょう。だから今回の仕様変更は、これまでのユーザーの使い方を踏まえた上でのシステム改善に思えたのでした。

　なお、画像掲載できるようになった件に関連して、同じく一昨日から、

　近況ノートに画像を掲載しよう！キャンペーン

https://kakuyomu.jp/info/entry/2021/07/06/165226

　というイベントも行われています。

　一昨日の私は他サイト連載作品の原稿執筆に忙しくて、そちらに集中するために、いつもとは違うPC――カクヨムには繋げないつもりのPC――で執筆作業をしていました。自分で自分の尻を叩く意味での最終手段として、カクヨム断ちしていたのです。

　だから、このイベントを知ったのも、まずはTwitterからでした（忙しいはずなのにTwitterを見る、というのが少し矛盾していますが・笑）。

　これは私も参加したい、という気になり、慌てて普段のPCを立ち上げて書いた近況ノート記事がこちらです。

https://kakuyomu.jp/users/haru_karasugawa/news/16816452221406046807

　基本的に私は、作品だけでなく近況ノート記事も原稿ファイルを用意して、そこからカクヨムの編集画面へコピーペーストする質（たち）です。でも今回は急いでいたので、編集画面に直打ちでした。おそらく初めてです。