3ヶ月も音沙汰なし! 今年はどうなる? カクヨムコン vs なろうコン!

   

 カクヨムコンに関連して、主に他サイトのコンテストの話です。

 最近カクヨムで他の方々のエッセイや近況ノートを拝見していたら「今年のカクヨムコンは『小説家になろう』からの流入が多いのではないか」という話があり、興味深い話題だったので、私もコメント欄にお邪魔させていただきました。

 しかし他人様のコメント欄で長々と語るのも何なので、自分のところのエッセイで、一度きちんと書いておこうと思います。

 ある意味、今日はちょうど3ヶ月の節目ですから。


 なろうコンとも呼ばれる「ネット小説大賞」。私は前々回である第7回から参加しているのですが、まずは改めて、前回と前々回の応募期間を記載してみます。


 第7回 2018年10月26日~2019年2月4日 10:00

 第8回 2019年10月28日~2020年2月4日 10:00


 だいたい3ヶ月プラス1週間でしょうか。カクヨムコンより1ヶ月も長い感じであり、時期そのものは重なっている、と言っていいと思います。

 期間が被っているならば「どちらに出そう?」という方々も現れるはずであり……。

 私自身は、現時点でのプロフィールで、登録サイトの使い分けに関して、


>書いたり読んだりして楽しむメインを「カクヨム」にして、「小説家になろう」は「ネット小説大賞」というお祭りに参加するため、


 と記しているように、コンテストに限っては「ネット小説大賞」を優先させたい気持ち。しかしカクヨムが活動のメインである以上、カクヨム最大のお祭りであるカクヨムコンにも参加したい、というわがままなジレンマがあります。

 それで困っていたら「第7回は重複応募禁止だったのに、第8回は重複応募が許可された! しかもカクヨムコンも重複応募OKだった!」と気づいた、という出来事があり、それについては昨年エッセイでも記しましたね。


カクヨムコン vs なろうコン part2「実は許されていた重複応募?」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889095417/episodes/1177354054891962971


 ただし最近のエッセイ(2020年12月1日の『同じ作品を複数回応募することはできません」の解釈』のラスト)に記したように、「去年のなろうコンが重複応募OKだったからといって、今年もOKとは限らない」という心配もありました。

 まあコンテストの詳細が発表されれば、その『心配』が的中するのか杞憂に過ぎないのかハッキリするわけですが、そもそも今年はなろうコンが始まっていない! 去年や一昨年はカクヨムコンの1ヶ月前に始まったというのに!

 その辺りが「今年のカクヨムコンは『小説家になろう』からの流入が多いのではないか」という話にも繋がるわけですが……。


 今回の記事の冒頭で書いた『ちょうど3ヶ月の節目』の意味。

 今から3ヶ月前にTwitterで、なろうコンの公式アカウントから、以下のような告知があったのです。ツイートの日時は、2020年9月23日(午後6:09)となっていました。


>現在準備中の『第9回ネット小説大賞』ですが、諸般の事情により例年のコンテスト開催スケジュールより後ろ倒しとなる見込みとなっています。

>詳細が決定しましたら、改めて当TwitterアカウントやHP内でご案内いたしますので、もうしばらくお待ちください。

https://twitter.com/NovelNarou/status/1308694930391400448


 3ヶ月ですよ、3ヶ月。普通ならコンテストが始まって終わるくらいの長さじゃないですか。

 こうなると「もう今年はネット小説大賞(なろうコン)は開催されないのかな?」と思う人も出てくるでしょう。

 でも私は、いくつかの理由から、一応「開催されるはず」と信じています。

 まず、公式のTwitterのアカウント名が現在は『ネット小説大賞公式@第9回準備中』になっていること。さらに、上記の告知を固定ツイートにして目立たせていること。もしも「やっぱり、やーめた!」と思っているのであれば、もっとコソコソするはずですよねえ?

 Twitterアカウントに関して言えば、アイコンは去年のイラストをそのまま使っているようですが、ヘッダー画像の方は別物です。これも「新しく準備している!」と私が信じる根拠の一つなのですが、私は一昨年のネット小説大賞(なろうコン)からしか知らないので、もっと古いのを使い回されている、という可能性はあって……。一応の『根拠の一つ』という程度に留まっています。


 とにかく、「延期します」通知から3ヶ月も音沙汰なし。私はヤキモキしていました。

 何より心配なのは、今年は重複応募できるか否か、それ次第でカクヨムコンへの参加の仕方が変わってくるからです。

 カクヨムコンの方は、応募キャンセルできるのは、応募受付期間の終了日である2021年1月31日までですからね。それまでには、この問題の答えを知りたい!

 例えば、その時点で、まだネット小説大賞(なろうコン)が未発表だった場合。

 今年も重複応募OKと信じてカクヨムコンには大量応募、しかし蓋を開けてみれば重複応募不可。そんな事態になったら、そもそもが『「小説家になろう」は「ネット小説大賞」というお祭りに参加するため』ですから、あちらに登録している意味が半減します。

 ならば、最初から「今年は重複応募不可でも大丈夫なように」ということで、先にカクヨムコンの応募をキャンセルしておけば……。カクヨムコン応募受付期間が終わった後で「今年も重複応募できた」と判明した場合に、それはそれで悔しいですよね。

 そんなわけで『私はヤキモキしていました』なのですが。

 最近ふと考え直しました。

 ネット小説大賞(なろうコン)の遅れは、むしろ逆に幸いなのではないか、と。


 カクヨムコン応募受付期間の終了日(2021年1月31日)時点で、もしも、まだネット小説大賞(なろうコン)の詳細が未発表だった場合。

 これを改めてシミュレートしてみましょう。

 ここで活きてくるのが、冒頭でも書いた、ネット小説大賞(なろうコン)の開催期間。例年通りならば『だいたい3ヶ月プラス1週間』のはず。2021年1月31日以降スタートで、この期間をそのまま当てはめると、終了は5月の頭より後になりますね。「開催が遅れたとはいえ、それに応じて終わりも遅らせるわけにはいかない。応募期間は、例年より短くなる」と仮定しても、さすがに半減はしないでしょうから、4月に入るくらいまでは続いているはず、と期待できるのではないでしょうか。

 そうなると……。

 ここで改めて注目すべきは、カクヨムコンの日程。最終選考対象作品発表が「2021年3月頃」と記載されています。

 昨年の手応えから、私自身のカクヨムコン応募作品に関して「長編は絶対に中間選考通過するはずない、短編が少しだけ通過するかもしれない」と考えています。さらに現在のカクヨムは、2020年6月30日のお知らせにあったように、中間選考で落選した時点で「応募中」の表示も消えるシステムになっています。

 つまり! ネット小説大賞(なろうコン)の応募受付期間が終了する前に、私がカクヨムコンに応募した作品のほとんどはフリーになるわけです! もう重複応募云々の心配をする必要はありません!


 このような考え方に変わったので。

 私は今「早くなろうコン始まらないかなあ? せめて今年の詳細だけでも早く発表してほしい」から、思いっきり方向転換。逆に「遅れろ! もっと始まりが遅れろ! そうすれば終わりも遅くなって重複応募の心配がなくなる!」と祈りを込めています。

 これも一種の手のひら返しでしょうか(笑)。



 ……という話で終わったら、あまりにも他サイトの話ばかりなので。

 こうして重複応募に関する話題になったついでに、過去のカクヨムコンの応募要項を見てみました。

 自分が参加していなかった、過去のカクヨムコン。つまり第4回以前の「カクヨムWeb小説コンテスト」です。

 私が「カクヨムコンは重複応募前提」と思う根拠である、以下の記述。


>本コンテストの結果発表前に、応募作品が本コンテスト以外のコンテスト等で受賞した場合には、選考対象外となります。


 これは第4回でも第3回でも、「注意事項等」の1番目の1行目から2行目にかけて書かれていました。

 面白いのは、第2回。私は当時の状況をよく知らないのですが、WEB検索で出てくる応募要項を見ると、第2回は応募要項も部門別なのですね。

 やはり「注意事項等」の1番目の1行目から2行目にかけて、似たような記述があるのですが、微妙に表現が異なっています。


>本コンテストの結果発表前に、応募作品が本コンテスト以外の他社主催小説コンテスト等で受賞した場合には、選考対象外となります。


 わざわざ『他社主催』と強調されています。この点に意味があるのか否か、考えたら面白そうですが、邪推になりそうなので、今はやめておきましょう。

 とりあえず。

 最近になって変わったわけではなく、カクヨムコンは昔から重複応募OK。それを確認できただけでも、興味深く感じたのでした。

   

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