KAC10 「カタリ」or「バーグさん」と自主企画

 何とまさかのKAC9でのエタり!

 熱かった鉄が冷めた頃に、一応最後まで書かなければお世話になった方々に申し訳ないという思いのみで必死に最後を締めくくります。

 エタった理由としては、決して皆勤賞一覧の中に「@k1sh」が無かったからではありません……。


 最後にもう一度ここまでの作品数を振り返ってみましょう。


 1日目:切り札はフクロウ     593作 ★

 2日目:2番目           636作

 3日目:シチュエーションラブコメ 592作

 4日目:紙とペンと○○      696作 ★

 5日目:ルール          595作

 6日目:最後の3分間        578作

 7日目:最高の目覚め       613作 ★

 8日目:3周年           447作

 9日目:おめでとう         428作

10日目:「カタリ」or「バーグさん」428作 ★


 皆勤賞は214名。最後の9日目と10日目が全く同じというのが面白いですね。そしてこのちょうど半分の方が皆勤賞だったというのも驚きです。


 そして自主企画「KACお疲れ様会をしましょう!」

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054889090246

に参加いただいた方々のエッセイから、今回のKACへの思いだったり、距離感などが伺う事ができました。それから推測すると、KAC10のテーマはやはりかなり意表をつくものだったようです。

 「カタリ」or「バーグさん」をテーマに使うのは個人的にはとても良いアイデアだったとは思います。これによって多くの人に知ってもらう事が出来たのですから。

 しかし、なぜ最後? という思いは拭えません。最後はやっぱり、「最後」とか「小説」とか「これから」とか……として欲しかった気もします。

   

亜未田 久志様:KAC、狙ったのは皆勤賞。 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889109907


 のエッセイから拝見すると、ツワモノもいらっしゃるんだな、と実感しました。亜未田 久志様は48時間という縛りもあり、もうすでに様々なキーワードを予想して書いていらっしゃったようです。しかしさすがにこのテーマは予想不可能ですよね。


 ツワモノといえば、


結城藍人ケイドウエイ様:KACへの重い思い

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889143828


 「第10話 傾いて候」のところで、ツワモノたる所以を知る事が出来ます。もう私達とは違う次元にいらっしゃると言わざるを得ません。500円のつられて、掴み損ねた私とは全然違います。そしてその影響たるや、編集部の公式コメントにもおそらく結城藍人ケイドウエイ様の事と思われる事が載せられる程! その果てしなく重い思い、確かに受け取りました!


 今回のKAC。48時間という短時間でいきなり出されたお題で書く。かなり苦労した人も多かったのではないでしょうか。そんなあなたに朗報です。


くろまりも様:KACで振り返るお題小説のネタ出し方法と振り返り

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889114569


 くろまりも様が知って得するお題の考え方を伝授してくれます。自分はかなりその都度苦労していたのですが、これを知っていたらもっと楽に書けたんじゃないかと思いました。


 それにしてもKAC10の最後のテーマ、確かに書きづらかったです。

 でもその思ってもみなかった展開の中で、多くの方がこのテーマを使って素晴らしい未来へ向けた作品を創られておりました。このテーマで皆様の作家魂を垣間見る事が出来ましたのは大きな収穫でした。本当に素晴らしい作品をありがとうございました。


【KAC10】「カタリ」or「バーグさん」

宇部 松清様:私から君達へ伝えたいことがある。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889037372

「手紙です。じーんと来ます」

自分もこんなのが書きたかった……

この発想、見事です。

この何ともいえない壮大なスケールを多くの人に共有してもらいたいです。

感動をありがとう!


 内容としてはストーリーのような起伏があるのではなく、ただひたすら手紙の内容というもの。


「この手紙を読んでいるそちらの世界の空は晴れているだろうか。こちらでは、ここ最近ずっと、雲一つない真っ青な空が広がっている。今朝も最高の目覚めだった」


 この7日目のテーマを少し被せた文章、ぐっと引き込まれますよね。そして2018年が懐かしいとも。

 この時点で壮大な時の流れの中に自分がいるような、あたかも自分が、時という大河のほとりに座り込んでいるような——そんな錯覚に陥ります。

 そして話はカクヨム100周年の話——ラスト。

 うまいです。淡々と語りかけるからこそ、胸に沁みてきます。



 そして何と言っても、言わずと知れた見事「編集部賞」を勝ち取った我らが牧野様の作品。


牧野 麻也様:至高の一篇

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889052067

(もう私のレビューは割愛します)


 まず、何より「嬉しい」の一言です。一緒に頑張ってきた戦友のような方が最後に表彰されるという、この上なき喜びであります。

 今から振り返ってみますと、紹介文のところに


「これでゲットだ500円図書カード!!!」


 と書いていらっしゃいますが、それどころじゃないですよ! もう500円とか霞みますよね、数ある猛者どもの中から編集部が1作ピックアップしてくれたんですよ、こんな嬉しいことはないです。

 この作品を含む牧野様の今までの苦労については


「KACと私。」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889092933


 のエッセイの中で書いてくださっています。そしてこちらも中々面白い! 内容も大事なんですが、ちょっと反れたところにツボがあったり、みんなが食いついたり。

 KAC裏話企画である「KACお疲れ様会をしましょう!」https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054889090246

を大いに盛り上げてくださりました、ありがとうございます!


 それにしてもいつも思う事ですが、スピンオフといいますか、本作より少し違った番外編の方がアクセス数が多いのは、あるあるネタ、なんでしょうね。

 自分が書いた作品は、100PV超えるのがやっと。PVだけで言えば

「あなたの知っているトトロはせいぜい2割」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884576328

で18話あって、だいぶ時間が経っていて、やっと2096PV。しかもこれも創作論なので、小説とはまた少し違ってきます。


 そしてこの、

「KACを振り返り! あなたの作品も登場するかも?」

は10話でしかも短期間で1048PVと多くのPVをいただいております。PVの下がり方が少ない所をみると、満遍なく見ていただいているようです。続けて読んでくださり、ありがとうございました。


 そろそろ締めを——。

 4周年に向けて、カクヨムはどうなっていくんでしょうか。

 様々な思いを乗せて膨らみ続けるこの『カクヨム』。

 少しでも皆様が何らかの思いが達成できることを心から祈っております。

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