応援コメント

第四十四話 そして風は風に還る(ラビエス、パラ、マールの冒険記)」への応援コメント

  • 面白かったです。
    世界観が凄いなあ。魔法の原理などもしっかりしてました。
    タイトルの決め台詞も最後にいいですね。

    ラビエスが、転生者でありながらも、他の作品にありがちなエロ、ハーレム思考がなくて、とても爽やかないい作品でした。
    大満足です。

    作者からの返信

     ありま氷炎様、コメントありがとうございます。
     長い作品をわずか数日で最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
     この作品は、いわば私の処女作のようなものだったので(これより前に自分の個人サイトだけで公開していた小説があったり、二次創作のWEB投稿をしていたりするので、あくまでも「WEB投稿したオリジナル小説としては初めて」に過ぎないのですが)、とても思入れが強く、それで世界観もガッチリ考え込んでから書き始めたのだと思います。
     また、私も異世界転生モノというとハーレムや微エロのようなイメージがあるのですが……。そういうWEB小説全盛期になってからのラノベではなく、まだラジュブナイル色の濃かった初期ラノベのような作品を書きたい、という気持ちが、この作品の執筆動機の一つだった気がします。その意味でも、そこをコメントしていただけたのは、とても嬉しく思いました。

  • 魔王が神だった?!根っこからのどんでん返し、圧巻でした!
    それからみんなの全力攻撃は実に骨太で、頑張って集めてきた
    全てを出し切ったものでした!
    (ひとつひとつにこれまでの思い出が見えるよ…)←素敵でした!

    長い長い旅、烏川ハルさん、本当にお疲れ様でした!

    それでは、新たな旅があるそうなので、
    うきうきそちらにお邪魔することにします!

    また四人に会えるなんて、なんとも嬉しいです!

    ラゴスバット・クロー!

    作者からの返信

     wazzwallasis様、コメントありがとうございます。

     まずは、最後まで読んでいただけたこと、とても感謝しています。長い作品ですので、こちらこそ『長い長い旅、本当にお疲れ様でした!』と言わせてください。
     どんでん返しに関しては、作品の長さゆえに伏線が埋もれて(読者に忘れられて)どんでん返しになるも良し、(結構露骨な伏線でしかも複数だったので)既にバレバレならばそれはそれで納得していただけるだろうから良し。そんな気持ちで書いていました。この作品は、私の自分らしさを色々と詰め込んだ作品でしたが、このあたりは「小さい頃は推理作家になりたかった」という『自分らしさ』の表れだったと思います。結果的に『圧巻でした!』と言っていただけて、嬉しく思います。
     ラストバトルは、第1章の時点で構想していたので、対比する形で第1章のラスボス戦を少し控えめにしたくらいで……。その分、それまでの集大成になるように、そして四人の『全員で』という感じを出すように。そう意識して書いていたので、『骨太』『頑張って集めてきた全てを出し切った』と言っていただけて、これも、とても嬉しいです。

     続編となる『新たな旅』に関しては、まずは第3章のラストとして、今回のラストバトルとは違う形での「強敵相手のラストバトル」を構想しているのですが、そこまでの過程を描くのに時間がかかりそうで、いつになったら、そこに辿り着くことやら……。それでも、気長に読んでいただけたら幸いです。

     また、レビューもありがとうございました。作品世界にドップリ浸かってくださった、という感じが滲み出ているレビューであり、もう感謝感激です!
     本当に、ありがとうございました!

  •  読了させていただきました。
     ファンタジーという世界観にウィルスという近代的なテーマ。
     ともすれば乖離して別々の話になってしまいかねない二つの要素を一つに纏めるべく苦心されてるのが伝わってきました。
     大変な執筆だったと思います。お疲れ様でした。

    作者からの返信

     爪切り様、コメントありがとうございます。
     ファンタジーにウイルス要素を持ち込むのは、私自身は楽しんで書いていたつもりなのですが……。
     途中からウイルス要素が薄くなって普通のファンタジー小説になってしまったのは、序盤で書きたいことを書き切ってしまったというだけでなく、無意識のうちに『苦心』していたのではないか、と今さらながらに思いました。

     今回参加させていただいた企画、私は「自分ならではの持ち味」というのを趣味や専門知識のような側面から考えてしまったのですが、それだと他の参加者の方々の作品を読んでいても「これのどこが『自分にしか書けない』なのだろう? WEB小説としてありふれた題材・文章ではないだろうか?」と感じてしまうことも多く……。そうなると、なかなか『応援』を押す気持ちにもなれず、読んだ証を残せなくて、心苦しく感じることもありました。「他の企画で読んだ作品の方が、よっぽど独自色が強かったなあ」と、以前に拝読したいくつかの作品が頭に浮かんだり、それならば「いっそのこと、そうした作品を企画主様に推薦したいくらいだなあ」と思ったりもしました。同時に「でも、私の考えているような『自分にしか書けない』とは違う作品が集まっているということは、そもそも企画主様が集めたかった作品は、私が想定していたような作品とは違うのだろうか。ならば、私の作品は、はたして参加作品として相応しかったのだろうか?」という心配が生まれたりもしました。
     そんな中。企画主様が最後まで読んでくださったことで「これで良かったのかもしれない」と思えました。本当に感謝しています。

  • 元々、烏川ハル様の作品は、チャート企画の異世界裏稼業から読み始めました。
    そして、自己紹介部分で、最も読んで欲しい作品にこちらの「ウイルス」シリーズとありましたので、拝読させていただきました。

    折角ですので感想…(^^;)
    ただし、あくまでも「一読者」視点のまとまりのない一方的な感想で申し訳ありません。

    まず、こちらの作品は今まで読んで来た作品の中では一番読みやすくとっつきやすい作風でした。
    「人が死なないのでヌルい」とお考えのようでしたが、それほど気になりませんでした。

    むしろ、ラビエスさんの性格上の問題なのか…強くなっているのが読者にとって伝わりにくいような気がします。
    いつまでも自分は「初心者」と思っているため、一応「魔王」を倒していてすごい人のはずなのに、そう思えないところが、ちぐはぐ感として残るような気がします。

    特に炎のフランマを倒した後は、もう少し「世間」の評価が高くなっても良いと思います。

    それと、一番気になった部分でもあり、この作品の魅せ方でもある「複数人の一人称で話が進む展開」は読む人によって好き嫌いがわかれると思います。

    個人的には、ちょっと苦手でした。

    理由はストーリーにおける「時間の巻き戻し・足踏み」現象です。
    ラビエスさんがAと言う事象に対して語り、次にマールが同じAと言う事象に対して語り、同じくパラが、リッサが…と多視点でAと言う事象に対して語られます。

    そのため、もう少しサクサクストーリーが進まないかなぁ…と思いました。

    ただ、これは本当に個人の好みなので、「キャラクターの内面を丁寧に読みたい」と言う読者様には好感触かと思います。
    読者のなかには「ストーリー」を追いかけたいタイプと、「その場」を楽しみたいタイプに大別される、とどこかで聞いた気がします。もしかして自分は「ストーリー」派なのかな?と思った次第です。

    あと、一人称のバトンをどんどん受け渡す展開上、時々、パラとラビエスさんが同じ異世界人と言う事も有り、まるでテレパシー能力でもあるのか?と思うくらい以心伝心になっているシーンもあり少々違和感がありました。
    特に「ウイルス」と言う単語について語るシーン等でしょうか……。

    「シリアス」にしては、世界観が優しく、「ほのぼの」と言うにはシビアな感じの印象でした。
    また、一応「ハーレムもの」にも当たるのですが、「ハーレム」にしては恋愛度は薄いので……
    もしかしたら、子供にも理解できる優しい言葉で話を進めるなら児童文学寄りかな?と思いました。

    ありがとうございました!

    作者からの返信

     伊坂 枕様、コメントありがとうございます。
     まずは『最も読んで欲しい作品』を読んでいただけたこと、本当に嬉しく思います。

    >ラビエスさんの性格上の問題なのか…強くなっているのが読者にとって伝わりにくいような気がします。

     元々「強すぎる主人公は嫌!」と思って書き始めた作品ですが、主人公は主人公。それに、

    >一応「魔王」を倒していてすごい人のはずなのに、そう思えないところが、ちぐはぐ感として残るような気がします。

     作中では実績を上げているわけですからね。特に「魔王を倒した!」瞬間に終わるのではなく、その後の一休みまで含めている以上、「俺はすごいことを成し遂げた、と改めて実感する」くらいの描写が必要だったのかもしれません(最後の団欒の部分にそれとなく書き足せるかどうか、少し考えてみます)。

    >特に炎のフランマを倒した後は、もう少し「世間」の評価が高くなっても良いと思います。

     これも作中では「武闘家センだけが『ネクス村の英雄!』とからかい半分で褒める」という描写しかないので、もう少し書き足すことを検討してみます。

    >この作品の魅せ方でもある「複数人の一人称で話が進む展開」は読む人によって好き嫌いがわかれると思います。

     これは「小説家になろう」で掲載された時も、読者のかたから指摘されたポイントです。
     第二章序盤まで掲載した時期だったのですが「何よりもまずいのは、わかりにくいこと」と問題視されたことで、それまでの掲載分を見直して、いくつかのエピソードに関しては語り手が変化する繋ぎの部分を少し書き直し、また全てのエピソードにおいて『俺(私)――キャラ名――』という形で「現在の語り手は誰か」を明示するようにしました(あれ最初はなかったのです)。つまり、現在のような表記になったのは、感想をいただいた結果でした(「Side 〇〇」みたいな表記は好きではないのですが、これならば自分としては許容範囲だったので)。
     そのかたの場合は「後でタグの『勘違い』に気づいて、それなら仕方ないと思いました」という感想も後日いただいたのですが……。
     その時、私は「三人称でも勘違い・すれ違いを表現できるのではないか?」と思ったものでした。今、また同じことを考えています。

    >個人的には、ちょっと苦手でした。
    >理由はストーリーにおける「時間の巻き戻し・足踏み」現象です。

     いっそのこと、全体を三人称にしてしまって「ラビエスはこう考えていた。しかしパラはそんなつもりはなく……」みたいな書き方の方が良いのではないか、と。そうすれば少なくとも『時間の巻き戻し』だけは今よりも減らせるのではないか、と。
     ただしこれは本当に大改修になるので、よくよく考えてから実行したいと思います(改善アイデアとしては思いついても、ついつい二の足を踏んでしまいます)。

    >まるでテレパシー能力でもあるのか?と思うくらい以心伝心になっているシーンもあり少々違和感がありました。

     これこそ三人称で書いた方が、わかりやすいのかもしれません。
     例えば透明化現象の事件で、ラビエスの方が「元の世界で見たSFドラマ。宇宙を舞台にした、古典的な名作。そこに出てくる『透明な宇宙船』の見え方が、まさにこんな感じだった」と思い浮かべたところで、一方パラは「ラビエスさんも、あちらの世界で見た映画を思い浮かべたのでしょう。姿の見えない怪物に、密林で襲われる……。そんなモンスター映画です」と考えている(作中で商業作品の固有名詞は避けたのですが、要するに前者は『スター・トレック』の透明化偽装装置、後者は映画『プレデター』の透明な怪物プレデターです)。二人とも別のものを想定しつつ、でも「同じ転生者だから同じものを考えているのだろう」と微妙に勘違いしている。
    (自分の作品なのに)ちょっと思い出せないのですが、他にも一つか二つ「同じものを思っているつもりで、違うものを思い浮かべている」という描写を、入れておいたような気がします。
    とにかく「転生者同士で以心伝心のつもりが、実は少しずれている。それは神視点の読者だけがわかる。ニヤニヤ」という構図にしたかったのですが、あまり上手くいっていないらしい、と判明したのは大きな収穫でした。ありがとうございます。これも複数一人称小説の弊害であって、三人称にして作中ではっきりと「微妙にずれている」と明言してしまった方が良かったのかな、と思いました。

    >特に「ウイルス」と言う単語について語るシーン等でしょうか……。

     これに関しては、全面改修ではなく、少し書き足すだけでも対処できそう、と思うので検討してみます。『俺の元の世界にも結構存在する、ウイルスと細菌を同じものだと考えている人間の一人だ』という現在の表現、ここを少し変更してみます。「そういう人間と同じ表情だ」とか何とか、とにかく「そういう人間とパラが重なった、だから通じた」という部分をもっとわかりやすくすることで『テレパシー的な以心伝心』という違和感を少しは減らせるのではないか、と思いました。

     このように「ここをこうしたら良いのではないか」と具体的な改善案が色々と思い浮かぶような、有意義なコメントに満ちた感想。本当にどうもありがとうございました!


  • 編集済

    別バージョンとのことですが、惜しい所で終わりますね。

    【追記】
    もちろん続きが気になるという意味です。

    作者からの返信

     新巻へもん様、コメントありがとうございます。また、最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
     内容的な区切りを考えて、ここで終わりとしたのですが『惜しい所で終わりますね』と言っていただけるのも「続きが気になる」というニュアンスであるならば、本当に嬉しいお言葉です。
     可能ならば続編を投稿したいとも考えており、その際は「もう研究者ではなく冒険者になった」という意味を込めて『「冒険者って何ですか?」――元ウイルス研究者の異世界冒険記――』というタイトルまで考えてあるのですが……。「小説家になろう」の方の作品本文の執筆が停滞しているので(こちらでは、そちらの第三章から第五章までをベースに書き直す形になりそうなので)、こちらでの投稿開始は、いつになることやら……という状態です。