放浪者の肉
死んでしまうのではないかと心配してたよ
どこに行ってたのかい
もうそこに永遠なんてないんだよ
あるのは放浪者の肉ばかり
それは全部あなたの言葉
あなたのこと隣の公園にある
ブランコみたいに好きだったのにな
私なんかがどこへも行けないように
あなたはもう居場所がない
さよならだけが人生だって
彼は言ってたけど
私はそうは思わない
憎しみあって
草木が揺れるのを感じて
月を泣きながら見て
愛が沈んでいくのを感じて
それも人生なんじゃないのかな、なんて
小さな瓶を見つめて吐いた
置いていくね
全部
放浪者さえなれないただの肉とは
話せないでしょ?
孤歌 隣町こゆう @T_koyu0331
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