『連れ込み旅館』は、即物的な『つながり』の場所。そこで育った子どもたちが見つけていく『つながり』の形。名前はつけられないけど、直哉とヤりたいという主人公の正直な気持ちが胸に残りました。
一次創作を始めたのはつい最近です。 ずっと二次だったのでうまく自分の世界を作ることができずにいます。 ただ、心の触れる様を書きたい、それを映す情景を繊細にく…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(483文字)
主人公・真弓の家、そして幼馴染・直哉の家はどちらも連れ込み旅館。正直、性描写有りとあったので敬遠していましたが、読み始めるとスッと体に入り込んでくる作品でした。どこか達観している真弓の語り口調が…続きを読む
あるこころの形があるとして、それを誰かの中に宿させる。それを二人の物語に、されて、それはここでしか味わえないものでした。何を読むか迷っているのなら、まず最初に手に取って欲しい作品です。
分かっているようで分かってない、分かってないようでいて分かっている。そんな関係の二人がちょっと羨ましい。読んでいて心が和みます。オススメします。
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