墓前に誓う胸中はいかばかりだったろう。死者は返らず、なにも語らない。だが生者をして語らしめる。そんな一場面が印象に残る作品だった。 詳細本作。
他人の話、気になりますよね。私も偶に(いえいえ、よく)聞き耳立ててます(笑)添い寝…気になる…エピローグっぽい感じのシチュエーションで、ようやく10回終わったんだなとしみじみ感じました。
全部読み終えて、ほほえましさに頬が綻びます。キャラクターへの感謝。なるほど。中々できることではないと思います。見習わなければ。最後の読了感が良かったです。「歩くスピードを上げて」のところ、キャラクターがちゃんと自分の意思を持っているみたいに感じました。創作の面白さを伝えてくれる作品だったと思います。(*´▽`*)
これまでの「カクヨム3周年記念選手権」に投稿されたキャラクターたちのその後がちりばめられた作品で、読んでいると少し懐かしさのようなものが感じられました。個人的には、終盤の小金澤が青石の墓前で誓いを立てている姿が印象的でした。みんな前を向いて進んでいくということ。いつか「先生を超える」作品が書けたらいいですね。改めまして、今までのキャラクター達をうまくまとめてくださった美澄そら さん。ありがとうございました。