ハンガリー国内のワインコンペは、正直。。

数年前でしたでしょうか?


日本で、紅白の前?に行われる

TBSでオンエアする、なんでしたっけ?


日本レコード大賞の 大賞が


出来レースじゃないか、といった


正直、私的にはまったく、どうでもいい噂。。


なぜ、そんな例を挙げたのか、と言いますと、


いや、あの言いづらいことのオンパレですけれど、


本当のワイン愛好家の方たちにはよく知っておいてもらいたい。


ハンガリーの国内コンペは


主催者や審査員が信用できるものもあれば、


あらかじめ 出来レースも 結構多いということを。。


どのワインコンペティションが出来レースで

どれが公正に 大賞等に選出されているか


そこまで指摘しますと、


ハンガリー政府を敵にまわしますので(苦笑)


言及を避けたいところですけれど、、


この2年とちょっと、


ハンガリー国内のワイン生産者


オーナーさんであったり、醸造家の方、


おそらく300人は会話したりお会いしている


と思います。


で、どこ情報ですか?


というのは言及しませんが、


ハンガリーのワイナリーのPRエージェントをするようになって、


コンペのために審査員から金銭を要求された


という話は沢山、いやー ごまんと


聞いていて、


そういう不正を嫌う、真摯に美味しく高品質なワインを生産したい


と真面目な 正義感あふれる造り手、生産者は、


そうですね、正直に言うと、


自国=ハンガリー国内のコンペティションで勝負をかけず、


海外、フランスやイギリスなど 他の先進国と呼ばれる


EU諸国が主催国のワインコンペティションに


トライすることが多いです。


それは何故か。


EU加盟国のその他の主催国は本当に、

審査員もプライドが高いから、


自分の舌には絶対の自信もあるでしょうし、


そんな不正をするようになったら


本当に恥だと思っているんでしょうね。


ここはモラルの問題だ。。


そうですね、EU加盟国が主催のコンペは、

いろいろとチェックが厳しいから

審査員の身辺調査も厳しいんでしょうね。。


まず、そんなことしたらワインに失礼だ。


ワイン愛があったらそんなことはしないよね。


ハンガリーという国家の問題点は、

これは全体的に、元共産主義国に多い傾向だけれど、

賄賂とか不正が権力側の間で、

横行しやすい土壌がありますよね。


(民主主義もそうだろ、という声もあるだろうけれど)


私の場合、ハンガリーで出産したんですが、


出産は保険適用外だけれど、


お医者さんには袖の下を渡さないと


この国、入院、退院もままならないっていうね。。


袖の下が当たり前な国って、すごいね。


何十年前かのの日本の姿だね。


あ、そうでもないですか、今も日本も


政治家まわりにはそういうきな臭い話が


山ほどあるのか。


規模が大きい、ハンガリー国内コンペで

受賞ばかりしているワイナリーのワインは


貿易取引のための準備がラクということもあり、

(輸出に必要な書類や法律的な手続きが

整っているという意味で)


PRしやすいところがありますが、


大手のワイナリーのワインが造られる工程を

知っている者からすると、


一部の大手ワイナリーのハンガリーワインは、


私だったら絶対に紹介もしたくない


というのが5つくらい あるな。。


正直、日本で流通しているハンガリーワインのうちの1つがそれなんですよ。

非常に流通している、


個人的には全く美味しいと思ったことがない!

だから、大手ですけど、一切PRする気がないんです。

そちらのワイナリーのマネージャーさんからは

かなりラブコールがありましたけれど


まず、自分が美味しい、ワインの状態が良い


と信じたワインでなければ、


いくら大手の、いろんなことが融通がきく


ワイナリーのワインであっても、


やっぱりPRはできない。


最近行われたハンガリー国内コンペで


1月に私達が東京表参道で

テイスティングイベントをして

ゲストの皆様にふるまった赤ワインが


一番最高評価を取りました。


そちらのワイナリーには既にお招きいただいて取材撮影も終え、


素晴らしく美しいワイナリーでしたが、

ステンレスタンクやボトリングする機械の状態も大変素晴らしく

衛生面も完璧、

そちらのワイナリーでテイスティングさせていただいた時は


★5つ評価であれば4くらいあるな


と思いましたが、


東京で2回、1月にイベント開催したときに

2回目の日にゲストの皆様にふるまったそのワイナリーの赤ワインは、


抜栓してお客様のグラスに注ぐ前に、チェックすると


ショック、ちょっとカビ臭かったんです。。


輸送時に状態が悪くなってしまったのか、

そこはいまだに謎ですが、


ワイナリーでいただいた時は素晴らしかったため

PRするのに厳選してきた はずでしたが、


ゲストでいらしていたJSAのシニアソムリエの方だけは


あ、この赤、カビ臭いと


そして、その方が一番気にいられたワイナリーのワインは


トカイの名もない小さな生産者の白、フルミント。セミドライ。


ブダペストで毎年2月に行われる

フルミントオンリーの大きなワインフェスで


見つけた! これは美味しい!


という 本当に規模が大変小さなワイナリーのワイン


そのシニアソムリエの方は舌がやはり肥えていらっしゃる


とその時に思いました。


ただ、彼に不評だったワイナリーの赤、


1月の1回目のイベント時で提供した

同じワイナリーの違う種類、

最初はカベルネソーヴィニヨンを

セレクトしたけれど、


そちらは大変コンディションが良くて、


その時にゲストでいらしていた


日本で有名なワイン愛好家の方の

お気に入りワインに選ばれていました。


ワインはつくづくナマモノだなあと。


だから、輸送面にこだわらなければいけないと


切に思いますが、


もしその最近 ハンガリー国内で

トップのワインに選ばれたワイナリーの赤が、


ワインカーブで保管していた時に既に

状態が悪かったとしたら。


というかワイナリーから直仕入れしてすぐに

日本で試飲会行ったので、


どう考えても、ワイナリーでの保管状態が悪かったのかなと


思います。


ほか、試飲会で厳選してふるまったどのワイナリーのワインも

ゲストの皆様に大好評でしたので。


実を言うと、、そのカビ臭かった赤は、


シニアソムリエの方と私以外、


カビ臭いことに気づいたのは


共同主催したダンスティーチャーと


あとはマスコミ関係者の方だけ。。


ワインを沢山試飲してきた人だけは

やはりすぐに気づいてしまう。。

状態の良し悪しを。。


おそらくですが、 日本のソムリエ、

ワインアドバイザー、エキスパートの方々は


良い意味でプライドが高い方たちだと思うので、


ワインコンペの審査員に選ばれても


絶対に袖の下なんかもらわずに


公平に 一番状態が良い、美味しいと感じたワインを

選ぶでしょう。


ハンガリーワインのPRで日本に行くことも増えているので、


ハンガリー国内の情報だけだと麻痺してしまいますね。


私はやはり 味に関しては 日本人の味覚だなと思います。


こちらで ショムローというワイン産地の


ハンガリー人の愛好家には大人気のドライワイン(白)があるんですが、


力強さが特徴といいますか、、


個人的に まわりのハンガリー人のワインエキスパート達に


ここのワイナリーの◎◎が美味しいよ


と勧められてテイスティングしたワイン、


個人的に、ごめんなさい、全然美味しいと感じたことがない。


好みの問題、なのかなあ。


ひとつだけ あ、これは美味しいというのが

ショムローでありましたが、


そこはラベリングもまだ整っていないような生産者さんのワイン。。


うーん、海外(ハンガリーをのぞいた外国)にその

掘り出し物のショムローワインをPRするのは


環境が整っていないこともあり、なかなか難しいなあ。

















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ハンガリーのワイナリーに、お呼ばれしました♥ @papphideko

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