文字ラジオおじさん京丁椎のKAC10

京丁椎

最後のお題はボス級だぜ……。

『 さて、KAC10のお題は『カタリ』or『バーグさん』と言う事でね。僕はどちらかと言えば関西の人間なのでお二人ともよく知らないのですが、最初はカタリさんについてお話させていただこうと思います。』


 ここまで書いて手が止まった。そもそもキャラクターに萌える事の無い私は初〇ミクだのなんだのの萌えキャラに全く興味が無い。当然、二周年記念のキャラなんてすっかり存在を忘れていた。それどころかカクヨムのメルマガで間違えて送られた『ありがとう』がお題と睨んでいたのだ。


「まさかカクヨム二周年記念キャラをここへブッ込んで来るとは思わんかったなぁ」


 プロフィールを見ると『カタリ』とやらのフルネームは『カタリィ・ノヴェル』。乳は無いが恐らく女性であろう。貧乳の活発なキャラと睨んだ。そう、貧乳は乳が無いのを吹き飛ばす元気さが無ければならない(京丁椎の見解です)そして、スポーティでなけらばならない。そう、マラソンでゆさゆさ揺れる乳なんて『性的表現有り』なのだ。地味な貧乳キャラなんて負け以外の何者でもないからだ(断言していますが京丁椎の見解です)。そもそもそれを具現化したのが自作に出てくる『白藤理恵』ではないのか。だからと言って貧乳でも困る。ナ〇シカの胸は死にゆく男を抱きしめる為に大きいのだ。まぁ歳をとれば昔の吉本新喜劇でやっていた乳ヌンチャクになってしまうだろうが。


「なっ……『読めばわかるさ』だとっ!」


 座右の銘が『読めばわかるさ』とは何事だ。元気が有れば何でも出来る、この道を行けばどうなるものか、行けば分かると言っている様なものだ。つまり、一・二・三・ダ~ッ!な訳だ。萌えについては良く分からないが、燃える闘魂なら少しは解る。そう、それが京丁椎と言う男なのだ。雪の下北はぐれ鳥なのだ。


 そしてカタリのプロフィールを読んだ京丁椎は『読めばわかるさ』の意味を理解した。そう、読んでわかったのだ。


「クッ……少年……だと!」


 愕然とした。そう、『カタリ』は野郎だったのだ。乳が無いのは当たり前である。だがこれだけは言っておこう。『白藤理恵より女の子っぽい』と!


 男は男らしく有ってほしい。腕白でも良い、逞しく育ってほしいと思う京丁椎だった……ハンバーグ! 若い子には分からねぇだろうなぁ。


 さて、ハンバーグ師匠を思い出したところで、気をとり直してお次は『バーグさん』だ。こやつはAIと呼ばれる人工知能らしい。見た目麗しい女の子だ。京丁椎が人工知能で親しんだと言えばドラ〇エⅤの猫のモンスターであろう。あやつは可愛かった。どの位可愛かったかと言えば、我が家の周りをうろついて糞尿を撒き散らすボス猫の千倍は可愛い。そのボス猫はこの数日見ていない。恐らく生殖行為をする為に遠征をしているのだろう。京丁椎と対峙する時はいつも戦闘態勢だ。常に「ボス が あらわれた コマンド?」なのだ。ちなみに京丁椎はビア〇カ派だった。幼き日の思い出は大切にしたいものだ。今思うと二人の新婚初夜のシーンはドキドキしたものだった。


「案外毒舌だな」


 バーグさんの口癖を読んでいると、京丁椎の様な褒めて伸びる子がぐれてしまいそうに思う。これで愛されるAIを目指しているなら残念なことだ。プログラミングの失敗だ。ビ〇ンカのリボンで過去を思い出した猫の化け物の方が可愛い。ニャンコなら俺の作品のリツコさんの方が色っぽい。


「AIのくせに悩みがあるのか」


 そう、バーグさんは人工知能にも拘らず喜怒哀楽が有り、作者を泣かしてしまうのだ。しかもスカートが短い。スカートと言えば京丁椎が学んだ自動車修理の世界ではエアロパーツの事を指す。スカートが短いとはエアロパーツを装備していない素な状態。つまり下回りが丸見えなのだ。下周りの点検や冬の塩カルを落とすのに具合が良い。だが、最低限の部分は隠さなければいけない。そう言う意味ではバーグさんのスカートは少々短すぎる。運営側に抗議したいところだ。


「つまり、バーグさんはナイト二〇〇〇伏せ字と同じって事か」


 確かにナイトインダストリーツーサ〇ザンドと呼ばれるAIカーはターボブースト機能によってジャンプしていた。しかもエアロパーツが無い初期型ファ〇アバードがベースだったから足周りが丸見えだった。女の子で言えばパンツ丸見えな状態である。


「つまり、『バーグさん』とはナイト二〇〇〇の事である」


 俺は何となく納得してお題に向き合う事にした。いや、向き合ってねぇな。


 そこで疑問が出て来た。バーグさんがナイト二〇〇〇だとすれば、カタリはマイ〇ルではないのか? いや、マイ〇ルは胸毛モジャモジャな男臭いイケメンでなければいけない。そう、KI〇Tだけではナイトラ〇ダーではないのだ。ボニーやデボンが居てこそ成り立つのだ。メカニックと良き理解者が必要だ。


「それでリメイク版は失敗した訳やな」


 リメイク版で成功したと言えば何だろう。そう、『ベスト〇ッド』だ。ジャッキーチ〇ンの演ずる主人公の師匠が良かった。ブルーレイ版では師匠が敵の師匠と戦うシーンがあったが、アレを未公開にしたのは良かった。アレを表に出していれば主役と言うか、本当においしい所をジャ〇キーが持って行ってしまう。だから師匠対師匠のシーンはブルーレイの特典で良いのだ。本編全部を見た後で『(敵の)師匠をやっつけて欲しかった』と思った人だけ見れば良い。ネタバレになるが敵の師匠はジャ〇キーに長椅子を投げた時点で負けだ。ポリスストーリーや酔拳を見るべきだった。


「だが、ブルーレイはそれ程メリットがあるのだろうか?」


 京丁椎の部屋にあるテレビもブルーレイ対応だ。だが、ブルーレイはあまり見たことが無い。普通のDVDで十分だ。画質にこだわらなければ意味が無いだろう。エッチなDVDを見る奴に言わせると『汗の一滴まで見える』らしいが、そこまでして見たいものだろうか。見えなくて良い所は見えない方が逆に興奮するのではないのか。そう、チャイナドレスから伸びる脚も見えないからこそ興奮するのだと友人が言っていたではないか。ミニチャイナなど言語道断だ。チャイナドレスはロングに限る。


「ブルーレイで気になると言えば時代劇のかつらやな。境目が良く分かっては興ざめや。でも、必殺仕〇人は良かった」


 必殺仕事人は俳優の藤田まことさんが亡くなられてから主役が東山さんに変わった。その変わったメンバーの中で主人公の義母役の野際さんが亡くなって今回は寂しかったが、まぁ良く出来ていたと言っても良いだろう。純粋な男が悪に染まり、欲へ走る辺りは必殺らしいが、昔は依頼人が大概命を失っていた気がする。最近の必殺はソフトな気がしてならないが、これも時代の流れで有ろう。


 カツラと言えば朝の情報番組の司会者も気になる。情報を自らの姿を偽って居る者に発信させて良いものだろうか?


 最後に『トリ』。トリと言えば滋賀県高島市名物の『カシワの味付け』であろう。鶏肉を独特のタレに絡めて焼く。焼く以外にも衣を付けてから揚げにしても美味い。滋賀県高島市民(南部)のソウルフードであり、県外でも某新喜劇で最近座長を勇退された爺様訳でお馴染みのあの方もファンだったりする。夏に琵琶湖岸(西側限定)をバイクで走っていると良い匂いがする。それが『カシワの味付け』だ。お取り寄せに対応している店もあるのでぜひ一度食べて欲しい。琵琶湖北西部のB級グルメだ。


 もしかするとお気づきのカクヨムユーザーはいらっしゃるかもしれないが、カタリさんとバーグさんをお題に物語を書くなんて京丁椎には無理なのである。話が色々と脇道どころか全力で明後日の方向へ行ったのはそのせいだ。


「さてと、バイク屋小説と文字ラジオに戻ろうっと」


 カクヨム三周年・京丁椎のKAC 完

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