第10話

「よし!このいくつの図解は俺畢生の知識の限り、君にとって一番簡単、しかも効率的な方法だい。原材料は赤の線、通宝銭及び君の血だけ。ここにいる間、君はいつでも意識を失う危険があるので、これ以上教えられることもうない!さっさと帰れ!」どくろの怒鳴りに連れて、空洞はもう一度開いた。


「なんで急に…..そういえば、帰った後、どうやってあの鳥を探す?怖そうけど。」


「そんなことを考えなくてもいい、お前らの運命はつながっているから。今のところに一番重要なことは、空洞に入った後、決して振り返るな。絶対、何かがあっても、顔を後ろに向けるな。遠くの光こそ帰る道の終点だい。」


「あ~~それは知ってる、後ろに怖いことがあるって。ところで、どくろさんの封印、ワイは何とかしてあげるよ。」


「ならばいい、俺のことも心配しないでね、別にもう慣れたから、帰れるか帰れないかもう何の区別もない…...それでは、今後は合わないように......」どくろさんから黒鞘の刀と剣の図形が書いてある布を受け取って、目的地へ押し付けられた。


「最後にひとことがある。」突然、どうしても聞きたいことが胸から湧き上った。


「なに?」意外に、どくろは今回怒らなかった。


「あなたは……本心に帰らなくてもいい……と思っていますか……」


「確かに、俺いまは普通の人間みたいに、君としゃべっているが、勘違いしないで。俺…...俺もう……死んだ……更に…...妖魔となった……俺の帰路もう……俺が選択できるものではない......かつて凡人である俺は……それをついぞ疑ったことがない、今も天道を信じている。君と会ったという運命もきっと、上天からの恵み……」なんやこのどくろ、ようやく狂人となった?


「この運命って、こっちにとっては迷惑よ!まったくわけがわからん大論。じゃあね、『合わないように』って、チッ、誰がお前に会いたい?」そして、ついに帰る道の空洞に入った。


「自分を信じろ!あり……が……」気のせいか?ワイに感謝したの?



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