第9話

「ははは!ははは!あははははははは!自由!自由!やっと自由な空に戻った!」もともと変化の乏しい天空に、陰雲が籠った。その中に、悪魔の大笑が映っている。


「どう……いうこと……」不気味な雰囲気はどんどんはびこってくる。


「親しい小娘よ!大変感謝、いたします。もし無事に人界に戻れたら、拙者の力の範囲内、必ず君に一つの願望を叶えてあげる。その前に、ははは!死なないでね!」雲の中に、空洞がもう一度開いて、「ちなみに、後ろのどくろは我が旧友であり、実に天真爛漫なやつな!もっと信頼してあげればよかったのに。さらば!ははは!ははは!あははははははは!」そのまま、偽物の天使は視線から消えた。


「ワイは……騙された……」


「君はあの鳥と会って、更に、あいつの話を信じたということ、これ全部は俺の能力不足だい!だから、あんまり自分のことを責めるな!」骸骨がもう一度冷静にもどって、そして、空気が全然読めない様子で、勝手に自分のダンスをし始めた。


「............」悔しい…...悔しい……悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい!


「さっ!さっさと君も家に帰って。家族と友達、きっと待っているね。」


「あの偽物のてん……鳥……とお前は一体なにもの?そして……どうしてワイはここに来た!」なぞなぞなぞ!知りたいことが多すぎる!


「知ったら、どうするつもり?」ついに、どくろの動作は止まった。


「ワイの過失なら、ワイは補う!ワイの罪なら、ワイは背負う!」無人の空間に、憤怒の叫び声はこだましている。


「果然……運命づけているということか……後悔しないか?」どくろの瞳孔に、なにか妙な炎が燃え上がった。


「絶対に、絶対逃避しない!」と言っても、今後は絶対、いつかに後悔するわ?……


「君の時間もうあんまりないので、簡単に説明する。あいつは我が故国で災禍を起こす、更に新神になるために、一衣帯水の無辜人民を一度恐ろしい運命に誘い込んだ。さっきはウソをついたが、ごめん、俺はこのlimbusから出られない……..あいつは俺の絵に封印されていったと同じように、この亭は......彼の一味が俺を封印するために作った結界……君が遭った陣法も見た目は同様なものだい……幸甚、君は凡人であるけど、凡人とも言えない。」


「おま……今のあなた、なにもできないということか……」


「術者が永遠に消え去らない限り、無理だい。しかも、俺様はここで新たな使命を与えられた。悪いことばかりではないよ。見ろ、絵のところ、柱にある違う空洞。」確かに、破れたかけ絵の後ろに、なにかのさっき気づかなかったことが見える。


「それは?……」


「それはこの亭のおかげで開いた我々神州大地の冥界への通路だい。空洞は基本的に片道であるが、それもう十分だ。彼のおかげで、ここに追放された故国の迷い子も帰られることになった。いわゆる、『沛然揚々三尺雨、造化無心恍難測』~~ハッハハハ!」


「............」


「面倒なことは、放っておいたら、またいつか閉じる。それを維持すること。それこそ俺の使命だい。」


「つまりワイ一人であの鳥を消滅するか......よっし!やるしかない!でも……ところで……あなたの力は……ワイに貸してくれませんか?……どくろ先生、結構強そうね~~」小説や漫画やアニメの中によくあるね、かつて一度死んでいる状態となった主人公が伝説の先生から、なにかの強大な異能を手に入れたということ!


「ごめんね、君には無理だよ~~ハハハハ~~まーさーか、そんなことを考えているの?アッハハハハ!」貴さま……止まれ!今日は盂蘭盆じゃねん!


「おーまーえ、自分も責任があると言ったのに!」って、くっそどくろ!なにも助けてくれないつもりかい!


「違うよ。俺は本心に自分すべての霊力を君に譲ることとしてあげたいが、君の命格はそんなことを許さない。実に拒否されたのは、俺の方だい……そもそも、俺だけじゃなく、今後誰か他の人も。でも、心配しないで、君は俺の刀が使える。更に、君自身の力を引導する方法は教えてあげる。」どくろが突然、その『四清居』が書いてあるぼろぼろの布を引っ張って、作業をし始めた。


「そういえば、この『四清居』はどういう意味?字と布もあなたの法術で作ったの?」


「あ~~死んだやつの清浄の居所~という意味だい!字は確かに法術で、ところが、布はもともと俺の道服だい。肉体は失ったから……服も要らなくなるでしょう…..」


「......なにも着てないくせにその汚いところを撫でるな!いやらしいどくろ野郎!」


…………


…………








(PS:この部分のセリフも中国語で進行しているということに仮想してください。。。。。)

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