身体の一部を毟り取られていくような寒気を感じました。転生した時点で、既に「身体」を失っている筈なのに。「転生」というものを、生前のしがらみからの解放や、未知の世界の文化の解体のきっかけとして書く作品は多いものの、逆に精神を縛り付け、そして世界の一部へと引きずり込むような作品に始めて出会えました。ぜひ、お勧めします。
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