おはようマイヒーロー

作者 帆多 丁

78

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★★★ Excellent!!!

非情に不思議な作品です。
冒頭から繰り広げられる、荒唐無稽で、どこか爽やかなアクション。
彼女は魅力たっぷりに主人公を次なるステージへといざないます。

だけど、彼女はその後、どこに行ってしまったのか?
近くにいるようで、いないようで。
遠くにいるようで、いないようで。
最後まで読者は空中庭園でダンスを踊っているような感覚を覚えるでしょう。

不思議さ……ここにいう不思議さとは雰囲気だけのことではなく、まさに言動と存在の不思議さに触れたい方に、ぜひともお勧めです。

なお、私個人の理解で恐縮ですが、この物語は「二度と出会えない、夢の中のすてきなひと」を描いているような気がします。

★★★ Excellent!!!

夢の中で彼女に振り回される僕。
鬼とかキャデラックとかヘリコ・プターとか。

疑問が疑問として通用しないのは夢の中のお話だから。よって読み手の私たちもそれにならい、スピードと不条理に背中を押されたままヘリコを蹴るしかない。
無敵だけど無力。リードはL。落ちる先がどこかは、読んで確かめてください。

目覚めてもまだヒーローだなんて、ラブすぎるよほんと。