夜行

太陽なんかに熱く焼かれるのはもうたくさん


そう呟いた彼女に連れられて

月の光すらない深夜

裸足のまま駆け出した


どこまでもいけそうな闇の中

でもそれはただの錯覚で

オレンジ色の太陽が登る頃


また、ふたり

眠りにつくのだ


#詩人の本懐 「夜行」

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She Said 花宮 @Hana__Miya

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