ラスト三分の職人技

作者 結城藍人カクト

80

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★★★ Excellent!!!

プロレスを題材にした短編小説です。

勝ってはいけない試合。
主人公は倒してはいけないチャンピオンを相手に、職人技を繰り出す物語でした。

その技が本当に素晴らしい。
いえ、本当に素晴らしいのは技ではなく彼の精神です。

プロレスを愛し、観客を喜ばせ、ファンを大切にする。

真摯なプレイスタイルの中に光る「いぶし銀」を堪能して頂きたい。

是非、読んでみて下さい。カッコイイですから☆

★★ Very Good!!

あの時もし天山が耐えきることができていたら、マット界は違うものになっていただろう。逆にあれがあったからこそ、小島は帰ってきて、そして武藤全日は崩壊へと進んだ。
 いやあれは浜良太のせいだったか……

このレビュー全く本編に関係ないのだが、これを読んで気になった人はこの作品を読んだほうがいいので、見たほうが良い。
ついでにアグネス仮面という名に聞き覚えのある方も。

ちなみにこの作品に最も近いのは、井上たけひこのリアル12巻か13巻だと思うのだが、まああれを超えるプロレスのリアルはなかなか出てこないのだが、これはそれにも勝るとも劣らないようなクオリティと言ったらさすがに言い過ぎだったかもしれない。
 何を言ってるかわからないかもしれないがプロレスは芸術であるということだ。一流のレスラーはやはり、ほうき相手にプロレスができるし、一流の作家はどんなお題もプロレスにできるのだった。

★★★ Excellent!!!

プロレスには筋書き(ブック)がある。インチキだ。
昔はそれが暗黙の了解であったのに最近は公式で認めてしまったとか?
それはともかく、演技上等のプロレスがはたしてつまらないか否かを物語る熱き名試合の記録です。

たとえ演技をしてでも観客を沸かせ会場を盛り上げるのがレスラーの使命。
その高い意識は職人にだって負け劣るものではないのです!
ベテランレスラーにしか出せない、プロレスの醍醐味をその目に焼き付けるのです!