第7話
そして、船は今、海を旅しているのだろう。空と海の交わる水平線の彼方めざして、その遥か遠くにある世界へ向かって、進んでいるのだろう。小さな笹船は、沈まない。いや、沈んでも必ず浮かび上がり、また、旅を続けるのだ。彼の抱く夢は、たった一つの想いに過ぎないかもしれないが、それが彼を支え、彼を導く力なのだから・・・。
小学校の帰り道、小さな笹船を見送りながら、私はいつも、そんな風に思ったものでした。 おわり。
笹の船 ある☆ふぁるど @ryuetto23
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