第2話 神鳴 心美という人
僕は目の前の人物をもう一度、下から眺める・・・
年頃の女の子にしては、細い足・・・白のニーハイソックス・・・いいね!
抱きしめたら折れてしましそうな腰・・・恐ろしい戦闘力を秘めた胸部装甲・・・
ぷるんって音がしそうな可憐な唇・・・少しタレ目な感じが愛くるしい目・・・銀糸のような美しい髪と・・・白い猫耳・・・猫耳?
「神鳴さんは、普段からコスプレしてるの?」
僕は、二つある答えから無難の方を選んで、聞いてみる。
「ふぇ?コスプレ?ん~?あ、白雪ちゃんが乗ってたからか~」
頭の上のニャンコを胸に抱き、手を取りふりふりと振る。
「このあたりで一番の美ニャンの白雪ちゃん。可愛いでしょ~」
僕は、撫でようと手を伸ばすと「フシャー!!!」と唸られてしまった・・・くすん。
「そういえば、お名前教えてくれる?いつまでも知らないままじゃ嫌だもん。」
そういえば、名乗っていませんでしたね・・・・色々とインパクトが強いことが多すぎて・・・
「僕の名前は、瀬戸 双獅郎です。同じく聖蘭高校一年です。よろしくお願いします。」
うわー・・・ひねりもない自己紹介をしてしまった・・・だって、美少女力が半端ないですもん。しょうがないって・・・
「瀬戸 双獅郎・・・双君だね。同じ一年生だね。うん・・・これから楽しいことがいっぱいありそう。よろしくね。」
自分の信じた未来が来ることを確信した笑顔を僕に向けた。
今さっきあったばかりの人だけど、この人のことは信じられると何故か僕は思ってしまった。それと、この人について行きたい・・・同じ時を一緒に過ごしたいと・・・
人物ノート
File1 神鳴 心美・・・銀髪美少女(
心美さんは、愛されるより愛したい 水無月 獅堂 @souma5130
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