文房具の異能者

異能者の能力は大分類として３つに分けられていた

第一分類・紙の異能者
特筆すべきはその人数の多さだ、異能者全体の約５０％を占める最大派閥
彼ら個人の能力は強い訳ではない、しかしその人数と物量で他を圧倒する集団での強者だ

第二分類・ペンの異能者
彼らは内部に鉛筆派、水性派、油性派の三派を抱えている
人数は紙の異能者より少ないがそれでも全体の３０％程を占めている
彼ら個々人の能力は平均より総じて高く、紙との人数差を埋めるほどと言われている

第三分類・その他の異能者
彼らの能力は個人の資質の左右され上下の差が大きい
紙でもペンでもない、それ以外の能力者の総称として使われる
全体の２０％しかいないうえに、同じ能力の人とはなかなか出会えない多種多様な異能者たち

主人公は第三分類の底辺異能者
平…続きを読む