KAC10お題『『カタリ』or『バーグさん』』
カクヨム3周年記念選手権ついにラスト。10日目のお題、カクヨムじゃないの? とか、ありがとうじゃない? と、色々予想されましたけど、蓋を開けたらまさかの『『カタリ』or『バーグさん』』とは。
事前にこのお題を当てた人はいなかったのではないでしょうか。私も全くの予想外でしたヨ。
でもアレですね。ツイッターとかを見ていると、このお題に対して、そんなキャラいた? みたいな反応も多かったです。これってカクヨムがしっかりマスコットキャラを有効活用出来ていないって事なのでは? この3周年記念選手権を通してマスコットキャラの事をしっかり理解した人も多いように思います。
これを機にカタリとバーグさんをもっともっとプッシュしていって欲しいですね。折角大々的に設定したのですから。
このお題は楽勝と言う人とキツいって言う人の二分化されていましたね。連作にしている人はキツいと感じた人が多かったのではないでしょうか。連作の私は当然キツかったです。続きの話でどうやってあのキャラを出すんだって言うね。私の回答は作品を読んで確認して欲しいと思います。
新作で書くのなら、このお題は意外と簡単なんじゃないかなと思ったりもして。キャラの設定が固まっているのでね。そこから話を広げていければ……。
10日目のお題はそう言う意味で書きやすい分、個性の出しにくいお題だったように思います。私が戯れに目を通した中の幾つかの話は物語の流れがほぼ一緒でしたもん。
主人公が小説を書いていて、カタリやバーグさんにアドバイスを受けて作品が書けるようになった、ってやつ。同じパターンでもそれをどう面白くさせるかに腕の見せ所があるのですけど……うーん。
逆に多いと思ったのにあんまり見当たらなかったのがメタネタ。私は使いましたよ。使わざるを得なかったですもん。連作だからと言うのもあるのですけど、完成された物語の中に小説を読むのが好きなキャラが現れたり、執筆支援AIを違和感なく登場させるにはメタネタしかないでしょ普通。
多くの人は、思いついたけどそう言う話ばかりになると読んで書かなかったのかもですが(汗)。
連作が異世界ファンタジーだった場合、バーグさんのAI設定をどう表現しているのかと思ったら、多くの人は電子の妖精的な改変を行ってましたね。実際の女子キャラにした人もいましたな。
この改変がね、どこまで許されるかなんですよね。キャラ設定に忠実に沿って書いている人も多かったのですが、そう言う人の作品はキャラの説明で物語のかなりの部分を費やしているパターンがほとんどでした。そう言う作品はみんな一緒に見えてしまいましたね。
そう言うのもあって、この10日目の作品が展開一番パターンの少ないお題になっているような気がします。だからこそ、個性的な作品はより輝いて見えましたね。
では、そろそろ自作の解説に進みますヨ。
『おちこぼれ魔法使いの僕が魔法を使えるようになったワケ』
『トリの真の目的』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889045411/episodes/1177354054889045871
ラストなのでもう何でもアリです。カタリとバーグさんを出すために話を無理やり小説方面に捻じ曲げました(汗)。トリの本来いる世界の名前がカクヨムだったり、ソウヤの書いた物語が4000文字の短編だったりと、メタネタのバーゲンセールです。もう一回牛を出したりして、整合性を無視して無理やり終わらせましたw
物語の完成度はともかく、お祭りの最後として思いっきり踊れた気がします。
『私がアイドルになるまでの少し不思議な物語』
『初めてのフェス!』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889049175/episodes/1177354054889049285
アイドルの本業はやっぱりライブと言う事で、ラストはフェスに参加する話にしてみました。フェスの名前がカクヨムフェス。うん、まぁ当然の流れですw
そうしてライバルはひと足お先にテレビのレギュラー番組を持ってしまう。その流れでトリからもらったアドバイスアイテムがバーグさんと言う流れ。
自作で一番改変したのがこの話のブローチ内蔵型AIのバーグさんでした。もうね、こう言う形にせざるを得なかった。バーグさん要素は毒舌くらいしかなかったです。しかもそこまで毒舌じゃないって言う……(汗)。
ただ、このくらい冒険したっていい感じがしますですよ。バーグさんAIなんですし。自作のアレが運営的にOkかどうかは分かりませんけど。
最後はいい感じにオチもつけられたので出来には満足しています。物語としても4シリーズの中で一番普通の流れになったんじゃないかな。ちゃんとしたアイドル小説になってホッと胸をなでおろしましたよ。
『西日本魔法少女大戦』
『謎の声の正体と世界の秘密』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889054480/episodes/1177354054889054754
この話の流れでどうやってカタリとかバーグさんを出せばいいんじゃー! と言う事で仕方なく話をメタネタに振りました。読んでいて意味が分からなかった人もいたと思います。要するにカタリやトリは物語に干渉出来る力を持っていたんですね。
んで、読んでいた物語『西日本魔法少女大戦』が面白かったので登場人物にお礼を言うために呼び出したと、そう言う流れです。こうでもしないとお題を消化出来なかったのですよー(涙)。
と、そう言う流れだったので、話は終わるけど物語は続くよ的なエンディングとなりました。こう言う物語の締め方、実は好きだったりします。
色々と変化球な物語でしたけど、好き勝手に話を遊ばせる事が出来て書いていて一番楽しかったのがこの作品でした。
『最後のモンスター達と伝説のトリ』
『トリを探して』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889058705/episodes/1177354054889059265
8日目のお題の話の最後にトリがどこかに飛んでしまったのをこの話で活かそうと、その流れから今回のお題に無理やり繋げました。この話でのカタリやバーグさんはやっぱりトリのお仲間設定です。
後、話には出したものの全く姿を見せなかった海底の楽園を最後の最後に登場させました。出した伏線は出来るだけ消化したかったんです。おかげでお題にも合った不思議な話が出来上がりました。さり気なくカクヨムと言うワードも出してみたりして。
リホとドラキュラがすごく仲良くなったと言う事を匂わせて物語は終わるのですが、具体的なやり取りを作中に書かなかったのは私がラブコメ苦手だからです。得意だったらもっとラブがコメしていたと思います。期待していた人、すまぬ……すまぬ。
と、言う訳で、カクヨム3周年記念選手権、無事に完走いたしました。4つの物語を10回。我ながら書きに書きましたなぁ……(遠い目)。
全部3000文字以上だから1ヶ月に12万文字以上って計算? と、言う感じで、全体的な総括っぽいものは次回にて。
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