いる。いるいる。いるいるいる。こういうやつら。
こういう展開が分かっていて自分の部屋にあげる主人公も主人公だが、お人好しな 本人につけ込む図々しさはもはや神々しいとしか言いようがない。多分、ああした連中はしょっちゅう揉め事を起こしては後始末を主人公に押し付けてくるに違いない。
そして、それをブツブツ言いながら結局 手を貸してしまい、気づいた時には二人が勝手に元の鞘に収まりくたびれ儲けという展開まで目に浮かぶ。
気の毒を通り越してもはや共依存であろう。第三者として、読んでいて笑っていいのか怒っていいのか分からなくなる作品であった。