同題異話にありがとう

青い向日葵

同題異話にありがとう

1.一番気に入っているタイトルとその理由は


 同題異話・四月号  春はまだ青いか

 同題異話・五月号  薔薇香る憂鬱

 同題異話・十二月号  星流夜

 同題異話・二月号  それでもこの冷えた手が


 この四つの中で迷いましたが、やはり皆様盛んに推していらっしゃる『春はまだ青いか』のインパクトが強力でした。


理由:私が同題異話という自主企画に出会い、参加させて頂くことになったきっかけが、このタイトルだからです。

 最初はよく知らずに参加者様の作品をタイトルに惹かれて拝読し、他の方も同じタイトルの作品を書いているけど何だろう、と辿って行き着いたのが同題異話でした。


『春はまだ青いか』

 とにかく、響きが良いですね。文学的で、耽美的なレトロ風味、青春の二文字を擁した疑問形。何もかもが芳しく、ほろ苦い思い出を自然に呼び寄せる素敵なタイトルでした。



2.何作品、参加しましたか?

 ( 12 )作品

 祝コンプリート!


3.自作のうち、一番気に入っている作品とその理由は?

『また会いに来たよ』

URL: https://kakuyomu.jp/works/1177354054888676353


理由:一つ一つの作品にそれぞれ思い入れはあるのですが、作品そのものよりも頂いたコメントの内容だったり、そこで出会った方の印象だったりして、副次的な要素も大きく影響しています。

 そこで、自分が純粋に作品に対して思う熱量としては、やはり最終回の三月号になりました。


 私は、創作にあたって日頃から、幅のある物語を書きたいと思っています。自分の中で軸となるテーマと言いたいことは勿論あるわけですが、作品として上げた時点で、あとは読者様に委ねるものだと思うからです。

 小説は、ジャンルだとか、ターゲットとする読者層とか、枠に嵌めようとすれば可能な反面、読み手の捉え方によって何とでも変われるものだと思うのです。そして物語ならば、ある程度は、そうであってほしい。

 その観点から、『また会いに来たよ』は、様々な読み方のできる多面体的な作品になったと言える気がして一つの達成感を感じています。

 タグに、あえて「恋愛」を入れなかったのも、先入観を押し付けない為です。登場人物の性別、年齢、感情のベクトルまで、読者様に丸投げという大胆な手法(?)を使ってみました。



4.自由に一言!


 一言で言うと、とても勉強になりました。

 もっと言えば、コンプリートに拘って、毎月一作必ず書き上げたことが私の筆力を鍛えてくれました。また、締切までに完成させるという、プロならば基本中の基本である状況を疑似体験できたことは、確実に自信となりました。

 数々の出会いにも、心より感謝しております。皆様、ありがとうございます。


 最後になりましたが、管理者の夢月七海さま、一年間本当にお疲れ様でした。大変なこともあったと思いますが、多くの作品にしっかりと目を通し、丁寧な感想やレビュー文を頂きまして、一つ一つが貴重な財産となりました。

 素晴らしい自主企画を立ち上げ、一年間という長きに渡って続けてくださり、本当にありがとうございました。この輪の広がりは、間違いなくカクヨムの伝説レジェンドとなりました。参加できたことが誇らしく、幸運だったと思うばかりです。

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