見てはいけない。見ずにはいられない。

公爵夫人が『見るな』と厳命した、チェストの二段目の引き出し。
使用人の彼女は、そう言われて、つい逆に見たくなってしまい──

***

これ以上はネタバレになってしまって言えない。
ちなみに。恐らく誰も絶対予想できないものですよ。
ただし。
この作品はその意外性の後に真価がある。
その空気をまざまざと感じて、そして──
最後を『どっち』と捉えるかによって、作品の意味が変わる、不思議な作品です。

ちなみに、私は怖かった……

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