昔、ファンでもないのに急に、さだまさしの「与え続けるのが愛、奪うのが恋」というフレーズを引用しだすようになった女の子がいました。あるとき突然気付くのでしょうね。
妊娠を境に大きく変転した主人公の人生。相手の行動がどのあたりまで白か黒かはさておき、主人公が自分の越し方行く末を見据え直せたのは幸いだったといえよう。 本作では、フクロウが少なくとも二重の意味で活躍する。作者としては満たすべき題材と自分の書きたいコンセプトをどのように折り合わせていくか真剣に吟味したに違いない。
とても1話とは思えない感じ!軽快なタッチの文体が読みやすい。ぜひ、みんなによんでほしいです。フクロウが良いアイテムとなってます。