日常2
「死んでくれよ。ミーシャを一番愛してるのは僕だから。僕のために死んで、、、」
朝起きると親友のジンユウに殺された夢見た。
「はぁ〜、これで何度目だよ。最近ずっとじゃないか。ホント勘弁してくれよ」
そんなことを呟いていると
「早くしてよね!ジンユウを待たせてるじゃない」
外からミーシャの声がした。
「あ〜はいはい。今行きますよー」
嘘だがな。本当は直接来るまで絶対行く気はない。最近のミーシャといえば「ジンユウ、ジンユウ」とうるさいのである。本当にアイツ俺のことが好きなのか?ツンデレなら早く俺にデレを見せろよ!もしかして、本当は俺のことが好きじゃないのか!?いやいや、そんなことはないだろ。だってこんなにも完璧な俺に恋しない女性などいないのだからな。
「でも、アイツ遅いな。そろそろ来るはずなのに。まぁいずれ来るだろう」
そんなことを呟いていると急にミーシャの声がした。
「はぁ〜、やっぱり待ってた」
「な、なな、なんだよ。別に待ってねえし。勘違いしてんじゃねえよ」
「いやいや。しっかり聞こえてたから。「そろそろ来るはずなのに」って言ってたでしょ!」
「はあ〜!お前の空耳だろ。俺そんなこと言ってねえし。だいたい完璧なこの俺がお前なんかに構って欲しいとか言うわけないだろ!」
「ププッ」
「何がおかしい?」
「いや、ごめん。ナルシとは思ってたけどまさか自分のこと完璧とか言うとは思わなかったわ。何?もしかしてツンデレ?可愛いじゃん」
「うるさいな!ジンユウのとこ行くんだろ。早く行くぞ!」
「そうだね。待たせちゃ悪いし行こっか」
と手を差し伸べてきた。ふっ。手などではなまぬるい。と思いミーシャをお姫様抱っこした。
「えっ!どうしたの急に。びっくりしたじゃん。というかおろしてよ。恥ずか死んじゃうから〜」
「はっ。恥ずかしいか?恥ずか死ぬか?お前こそ可愛いじゃないか」
「ちょっ。急に可愛いとか言わないで。本当に恥ずか死んじゃうから」
「死なれるのは困るが、だがお前が可愛いのは本当のことだから」
いける!んっ何か重みがなくなったな。まぁいいや。このままアイツを完全に惚れさせてやる
「お前は、女神と思うくらい綺麗だし、可愛いな」
いけるいける。と、思ってたその時
「あの〜僕男なんだけど。もしかして愛の告白?それならごめんね。男同士はさすがに無理かな〜」
「はっ!?なんでお前がいんの?ミーシャは?」
「なんか風のように逃げていったよ」
「マジか〜。はあ〜。ってかなんでお前いんの?」
「遅いから何かあったのかなあ〜って思って」
「そうか何もないから気にすんな」
「とりあえずミーシャ探しに行こうか?」
「そうだな」
そう言ってミーシャを探しに行った。せっかく惚れさせたと思ったのに。まぁまだ時間はある。これからゆっくりと惚れさせてやる
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(ジンユウ視点)
「お前は女神と思うくらい綺麗だし、可愛いな」
親友のその言葉を聞いて内心すごく驚いた。まさかお前そっち系だったのか。とりあえずそれが本心なのか聞いてみることにした。
「あの〜僕男なんだけど。もしかして愛の告白?それならごめんね。男同士はさすがに無理かな〜」
「はっ!?なんでお前がいんの?というかミーシャは?」
「なんか風のように逃げていったよ」
「マジか〜。はぁ〜。ってかなんでお前いんの?」
「遅いから何かあったのかな〜って思って」
「そ、そうか。とりあえず何もないから気にすんな」
「そうなんだ。なら良かったよ」
「すまん。よく聞こえなかった。もう一度頼む」
「なんでもないよ。とりあえずミーシャ探そうか」
「そうだな」
ちなみにミーシャは僕の家で待っていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みんなが帰った後、僕はある結論に至っていた。
ウルはミーシャのことが好きなのではないか?
いや、あのプライドの塊が女に惚れるなんてあるわけないだろ。しかし、ウルがミーシャのことを好きならば今日の発言も納得がいく。そうならば急がなきゃいけないな。明日ミーシャに告白しよう。大丈夫。絶対に大丈夫。
「やってやるぞーーーーー!」
と大声をあげていたら、お父さまに叱られた。
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