最後の最後に「あっ!」を思わず声に出てしまう展開。 微塵も感じさせなかったそれが出てきたとき、タイトルを思わず反芻してしまう——そんな作品です。
いつかどこか遠いところで起きるかもしれない小さなエピソードという感じがしました。そういえばお手製のお手玉で遊んだことのある人は少ないんでしょうね。でもこうやってほそぼそとでも思い出と記憶が語り継がれてゆくかもしれないと思うと、やさしい気持ちになれます。そんな素敵な作品でした。