きみは撃鉄を引く! ぼくは言葉のなかで死ぬ
1話1話が呟きの様に綴られる構成。黄昏の世界で自分の生きた証を探し続ける。終わってしまった心であるからこそ淡々と内から零れた言葉。それが連なり創られた、ある種の抒情詩なのではないかと。
私は私、だけど死んでいる。それしかわからない死人ちゃんは歩く。でもずっと歩き続けるわけではなく、止まって休んだりお風呂に入ったり、景色を見たり。女の子の一人旅を上から眺めている感じ。とても可愛くて、…続きを読む
短文で気軽に読めてしまう新感触小説。死人の語り口調が淡々と続いていく中、不思議な世界観でお話しが進んでいきます。短くあっさりと書かれたこの小説、目に浮かぶ風景が美しいです。
1話1話の分量がそこまで多くなく、読みやすいにもかかわらず、物語を想像しやすく面白い!個人的に設定も好きです!
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