第4話まだまだ魔法だよ!父親?あとで!!
「それじゃあ次にコントロールについて教えましょうか。いくら属性が良くても魔力をコントロール出来なきゃ宝の持ち腐れよ。じゃあはい!」
母は無色の魔石の入った袋を取り出した。
掌サイズから摘まむ程度の大きさまで、大小バラけている。
「魔石は大きさによって一度に込められる魔力に限界があるの、限界を越えると魔石が砕けてしまうから、これに魔力を込めてもらって割れないギリギリ、ひびが少し入る位まで操られるようにしてね。取り敢えず一番大きな魔石からね!」
つまり、魔石に一度に通る魔力を5とすれば魔力を5以上込めれば割れてしまうのか。
さっそく手渡された魔石に魔力を流す。
無色の魔石が一瞬で赤く染まって割れた。
ひび処ではない完全に砕けている。
母は同じくらいの大きさの魔石を渡してくる。
「ふふ、アルマースの魔力は結構大きいから制御が大変だと思うわ、でも、制御が出来ないようでは何も教えられないから、取り敢えずこの魔石に込める魔力量を覚えてもらうわ。」
再び魔力を込める、今度はゆっくりと少しずつ絞り出すように。すると、魔石が徐々に赤くなっていき、ひびが入る。
「魔力の量は大丈夫だけど、遅いわね。理想は一瞬よ。」
そういって母は無色の魔石を取り出し、一瞬で赤く染めた。
速度と精密、この二つをある程度出来るようにならなくては通用しないのだろう。
母から三つ目の魔石を渡されて、魔力を込める。
さっきので込める量は把握出来たので早さに意識を置き魔力を込めると大きくひびが入った。
早さを意識して量を間違えたらしい。
「取り敢えず、暫くは魔石に魔力を込める練習ね。割れなかった魔石がこの袋一杯になったら次の練習よ。」
母が示した袋は、20L位のごみ袋程の大きさだった。
「明日から午前中は魔法をママが教えて午後はパパが色々教えるからがんばってね!」
転生者にチート?現実世界の知識で十分でしょ? @888888
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