修行
ガルバラの修行はまず、基礎体力からだ。ガルバラ曰く「体ができてなければ話にならん。」
という事で、この日から早速基礎体力の修行に入った。
「まずは腕立て、腹筋、背筋、スクワットを計100回を10セット、それが終わったら俺がいいというまでランニングだ。」
「え!?そ、そんなに?」
「つべこべ言うな。やれ。」
「はい。」
ガルバラの殺気を当てられたら言う事聞くしかなくなり、俺は必死にトレーニングをした。
2日目は筋肉痛でまともに動くこともできなかったが、ガルバラに「お前は創造の召喚士だろ?筋肉痛ぐらい治せるだろ。」と言われた。
「あ、そうだった。」
俺は早速癒し剣で直し、基礎トレーニングに入った。
それから半年間ずっと基礎トレーニングだけだった。途中「いつまで続けるんですか?」と師匠に聞いたが、「俺がいいと言うまでだ。」と言われた。基礎トレーニングも慣れてきた時、「レウス、お前の能力で重い剣を召喚して、背中に背負いながらやれ。」と言われたので今では100kgの剣を背負ってトレーニングが出来ていた。
「レウス、今日からランニングの代わりに剣の修行に入る。」
おぉー!ついにやっときた。
「はい。」
俺は待ちに待った剣の修行をやるためにいつもより気合を入れてペースを上げた。
基礎トレーニングをやり終えた俺は師匠に
「師匠、終わりました。」
と報告した。
「あぁ。やるか。」
師匠はそう言うと、奥の部屋に行き木刀を2本持って戻ってきて、木刀を片方俺に渡した。
「よし、かかって来い。」
「え?師匠、俺構えとか何にも教えてもらってないんですけど……。」
「ふん。そんなものは必要ない。実践経験だけで充分だ。いいから来い。」
まぁいいか。師匠がそう言うなら。
「いきます!」
それからは基礎トレーニングの後は師匠が終わりというまで剣の撃ち合いの日々になった。師匠はめちゃくちゃ強かった。その場から一歩も動かず俺の攻撃を流し、確実に攻撃を与えてくる。俺は軽い気持ちで強くなれればいいと思っていたが、いつしかこの人を超えたいと思うようになった。
創造の召喚士 @mangaka1013
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