後日譚
香蕉の木
このとき、
秦王と王位に留めたのは、秦にはもはや皇帝を号せるほどの国土と国力がなかったためであるが、中華全土を支配せんとする野心はないとの意思を示すためでもあった。
しかし叛乱軍、もとい
秦王子嬰はやむなく降伏を決意し、玉璽を持参して、劉邦に拝謁した。白装束を纏い、首には縄を括って、死を覚悟した出で立ちでの面会であったが、劉邦は子嬰を赦し、子嬰とその一族の命を保証した。かくして、秦は滅亡した。
劉邦に遅れて咸陽へと入った
趙高の邸宅にあった
香蕉の生き方 うたう @kamatakamatari
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