ざまぁは終わってなどいない

序章を読んでもやった方々へ伝えたい事があります
それは未だ真のざまぁは始まってすらいない、という点です

幼なじみの裏切り、そこから運命は回り始めますが…それはそもそも回避できないと思います

教会って大組織に攫われたユキナ
成人したばかりの彼や彼女に何ができるでしょう
また『教育』と称して教会の常識に洗脳される彼女は『逆らう』と言う考え方を失うでしょう

それから勇者パーティとして活動していく中勇者パーティの離脱は不可能
監視はついてるでしょうし『勇者』って上位者の存在もあります
また『剣聖』そのものが勇者の付属品として扱われるようなものであり
故郷や幼なじみの存在がバレているのも人質を取られているようなものです

では勇者を身体で、心で受け入れない
コレも不可能です
勇者の伴侶となれ、と教育され
他のパーティメンバーが受け入れていく中受け入れない
これは信頼関係が構築できなくなる要因になります
洗脳されている頭では拒絶もできないし
信頼関係のないパーティではそれが命を落とす要因になるでしょう
ここでも幼なじみや故郷の存在が足を引っ張ります

ユキナには普通の幸せを得ることのできるルートが無い、故に
ユキナは運命に翻弄された被害者
加害者でもありますがそれは唯一無二の理解者、最高の伴侶を失うという形で償えたと考えます

真のざまぁを受けるべきは
勇者であり
教会であり
国家であり
女神である
それらが断罪された時、初めて溜飲が下がるのではないか、私はそれを主張します

ただ最新話まで読んだ感想としては
勇者パーティ全滅からの人類滅亡のほうがいいんじゃないかと思うようになってきました
それくらい救いのない物語です

その他のおすすめレビュー

まるぴんさんの他のおすすめレビュー246