現代ファンタジー2

現代ファンタジーの面白さの一つ『現実味+非現実的』。

では他には?


そもそもの話、面白さとは何か?を問うのにこのジャンルの面白さは何か?になってる時点で自分は可笑しいので言う。

『面白さ』=『刺激』ではなかろうか。

そう、「ファンタジー」小説の面白さは『刺激』のあるものでなければ!

という感覚である。


『刺激』というのは感情であればホラー小説ならば恐怖(恐怖を大前提とした小説であるため)、ドラマは喜怒哀楽等(エモい涙もの等の感情移入型)となるし、言ってしまえばファンタジーは感動(必ずしもエモい涙ものであるというわけではない)すれば、という話。(エモい:なんとも言えない。感動しているのだが言葉で言い表せられない。写真や歌詞等の感想に用いられたりする。)

といった感覚?


現代ファンタジーの面白さは勿論『ファンタジー要素』と『現実味+非現実的』ではある。

どのジャンルにも当てはまるものが『刺激的』であること。

現代ファンタジーの面白さって何よ?

もうそろそろ迷子だぞ。


現代ファンタジーは『独自性』もそうだし、多く語れないのが残念だ。

こういう行き詰まった時には己の小説しかない………。

ということで、短編二つ、現代ファンタジーというジャンルの小説を持ってきた。

『忍のちよこれいと』と『聖なる夜は二息でいいの』だ。

内容は読めばわかる(当然)

宣伝ではなく思考材料の最終手段として用いるので、嫌な場合はもう結論にでも飛んで欲しい。


どちらも舞台は「現代」。

そして「ファンタジー」要素として忍と忍術(というかやってることが)。

っていっても『忍のちよこれいと』は例えに用いると『非現実味』が薄いんだよなぁ。

というのもね、その要素が『忍』であることでしかない。

あっても時代を超えてるっていう設定しかないわけ。

ほぼ、忍二人の感情のやりとりなわけ。

これでも現代ファンタジーですけど!

んで、『現実味』としては、「バレンタイン」という実際にあるイベントをテーマとして、チョコを作り相手に渡すというところですね。

それと感情ね。

面白さとしては、先程の『現実味+非現実的』であることですね。

そして『感情』も『現実味』として入れてしまえばもう言うことは残っていないんですけど。


『聖なる夜は二息でいいの』ですが、これもまたそうでしょう。

クリスマスという実際にあるイベントをテーマとしたもので、現代を舞台にしており、忍が普通に会社で仕事している場面があるのでそれはそれでファンタジー。

そして、移動方法にしても忍であれども実際には不可能な行動があります。

その忍が会社から家に急いで帰るという場面で一瞬にして姿を消すような行動。

これもまたファンタジーです。

どちらの小説も同じ面白さ要素を入れた忍が現代で生活する話の短編ですが、「ファンタジーが現代で~をする」という感じでしょうか。


「ハリー・ポ〇ター」も現代ファンタジーになりますが、自分の小説の限界をみればわかるので、こっちにも手を出しましょうか。

所謂、長編ですね。

意外だと思う人もいるかもしれません。

その面白さは、魔法や人外の存在だったり。

つまりは、『非現実的』。

異世界ファンタジーであるような錯覚を覚えるほどに思い切った物語だと思いますね。

ま、自分は「ハリー・ポ〇ター」に詳しいわけではないんですが。

マグル(でしたっけ?)と呼ばれる魔法使いではない人間の存在とのトラブルもありますし、『現実味』と上手く共存している辺り。

まぁ、例えとしてはこれは異世界ファンタジーに酷似しているとも感じます。

あくまでも『舞台』でしょうね。


纏めます。

『現実味+非現実的』『舞台』『独自性』

因みに「ファンタジー要素」は『非現実的』に引っ括めます。

結論的には、自分にも難しく知識不足思考力のなさ等の問題で現代ファンタジーというジャンルを追うことが出来てないように思います。


話を戻しましょうかねぇ?

「もしも現代で~だったら」という話だと言いましたね前回。

それでしょう。

異世界では何があっても可笑しくないんですよ。

だって、異世界ですからね。

しかし、現代が舞台となれば可笑しいわけですよ、それらが。

そんな舞台で巻き起こる様々な『非現実的』なことが面白いんでしょう。

超能力で?魔法で?それが存在していたら可笑しい。

言ってしまえば異世界ファンタジーなんて異世界という舞台がファンタジーだわ。

ジャンルとしてはファンタジーで引っ括めていいくらいに。

現代で起こるから面白いというのが現代ファンタジーという感覚。

ありえないから面白いんですよ。

夢みたいなものです。

「バイオ〇ザード」も恐怖からしてホラーですが、それを抜けば現代ファンタジーですよ?

普通ありえないもの、もしくはありえたかもしれないもの、が読者を面白くさせます。

ワクワク、ドキドキしますよね。

時にはギャグで笑ったり。

それもボケがファンタジーでツッコミが現実味だと捉えればわかりやすいのです。

寧ろ読者がツッコミを入れてしまうようなものでもいいでしょうし、小説内で「ツッコミ不在」となれば収集つかずにそれ異世界ファンタジーやん!っていうイメージで。

多分自分と同じ感覚持ち読者にはツッコミとボケのこの説明わかると思う。


あとは現代にないからこそ先が予測できないという非現実的の良さがあると思います。

先がわかればつまんないでしょ。

ネタバレするな、っていうのもそういうことでしょう。

(自分はネタバレされても楽しめる人)

超能力が使える人間と使えない人間では考え方も違います。

その差の面白さもあるでしょう。

自分の小説でいうと、忍術を使える身分も低い主に仕える忍と、忍の主である身分も高い人間、そして他となれば身分の低い普通の人間だったり。

それか、忍術が使える忍と、使えない一般人。

そういった現実味とファンタジーの共存が面白さです。

それが大きい。


結論的にはそれです。

『現実味+非現実的』『独自性』

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「面白さ」とは? 影宮 @yagami_kagemiya

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