小さな自然に命を吹き込む
小川貴央
第1話 小さな石ころに息吹きを
「小さな自然に命を吹き込む」
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小さくて、冷たく、硬い、
誰も見向きもしない石ころに
目を配り、語りかけるんだ
それは僕が何の取り得も無い、
ちっぽけで弱い存在だから、
寂しい自分に見立てているの
かもしれないね
でもね、無機質な石ころでも
まるで命を吹き込まれた様に
疲れた心を癒してくれるよ
そんな風に想えてくるんだよ
そうするとね、いつも自分が
嫌いなのに、小さな石ころに
息吹きを与えている自分が
妙に哀しいけど愛おしくも
なってくるのは不思議だね
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石ころに語りかける心境って?
芸術的感性なんかじゃ無い!
「お前も俺みたいだな、そうか、
よし、温かくしてやるぞ」っていう
憐れみと、そして自分を投影させた
それは、 心の叫び ・・・
小さな自然に命を吹き込む 小川貴央 @nmikky
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