しあわせはそれぞれの心の中に在る

祖父は遺言で三人の孫にも与えると書いてあります。ただし奇妙な条件が付けられているんです。孫娘が結婚した時にこの遺言は実行されると。しかも期限は四十九日以内と、四十九日目の深夜の零時を持ってこの遺言の効力は失効されると云うことは遺言は無かったことになるの。名付け親として三人の幸せを見届けたい。それがおじいちゃんの趣旨らしいの。

遺産、遺言は人を惑わせます。色々な人間関係が交差します。

深い人間ドラマです。


愛とは。
樺太の真実とは。

遺言を通して、伝えたかったものは……。

文章うまく、文学的な作品です。

良いものを読みました!


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