追憶章 薔薇母の真意編
Epilogue Babyがゴイスー
(
直通のエレベーターから降りてモニターの前に立つ
「さて…
しばらくモニターを眺め、キーボードを操作する。
「まっ…サービスというやつかの~」
『NOA』ここでは遺伝子疾患の治療など造作も無いこと。
数週間、リーフと行動を共にして確信していた。
リーフの性格は素体となった『
それは
その黒い部分で人を学ばせる…偏ったジャッジを与えられた闇の審判。
造られた神に造られた最初の『人』
それは、あまりに自由で、自己中心的で、それでいて人を惹き付ける魅力に溢れた少女であった。
(
「そなたと過ごした数週間、面白かったぞ…リリス、これは、その礼じゃ」
「ちゃんとしたもの買ったんでしょうね?」
港へ戻ったリーフがバッカスをジロッと睨む。
「問題ない…ヒック…酒は詰めるだけ積んだぜ…ウィック」
「お前が呑んでんじゃねぇわよ!!」
リーフの蹴りがいい角度でバッカスのポヨンとした腹に決まる。
「ぐぬっ…」
「ったく…酒ばっかだったら承知しないわよ!!」
「にゃよ!!」
ビシッと敬礼するミゥ。
積荷をチェックし、出航準備に取りかかる。
「いい、ひとつ!!クラーケンには手を出さない!! ひとつ!! ハーピーを捕まえない!! ひとつ!! 人魚を寄せ付けない!! はい、復唱!!」
リーフの
「狭い…」
ヒトミがボヤくも無理はない。
所狭しと積み込まれた荷物。
「足りないくらいよ」
リーフもボヤく。
なんだかんだで、航海を終え、
「よし早速、また『チャイナ』へ行きなさい!!」
「なに?」
バッカスの
「今度はアッチで見なかった物をコッチから運ぶのよ、はい軍資金」
「今からか?」
「今からよ!!」
ビシッと海を指さすリーフ。
「海の男は陸では生きられない…この船がアナタの家よ、
こうして『リーフ貿易』が立ち上がったのである。
御一行も相変わらずの魔王狩りを熟し、めでたく家を建てた。
何の疑問も抱かずに、皆、住みついて…シズカは無事に女の子を出産したのである。
「名前は『
(結局、狐なのね…)
ヒトミが呆れる。
(いましばらく…付きおうてやるかの…リリス)
『
『コレは
Stressがゴイスー 桜雪 @sakurayuki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ガンダムってキャラ濃いよね/桜雪
★128 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1,693話
その日暮らしの桜雪/桜雪
★26 エッセイ・ノンフィクション 連載中 518話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます