地の文が緻密。

教師と生徒と言うシュチュエーションは個人的に好きなのですが、そこにプラスアルファで三重の百合と言うタイトルにふさわしい作品になっているのはすごいと思いました。

地の文もとても細かく書いてありますが、かと言って読みづらいわけではなく、真似したくなる書き方でした。

また伏線の芸が細かく、再び読み直しても別の楽しみ方ができます。

ただ、作中で『蠱惑的』等耳慣れない単語が出てきたので、そこにルビが振ってあったらもっとよかったなとは思いました。

しかしながら、シュチュも内容もThe 百合って感じで、百合好きなら満足できる作品だと思います。