「浮腫となると腎臓かなあ~? 咳やら息切れは心肺機能……どのみち血圧はヤバそうだなあ、サウナで体調良くなるのは無理やり心臓動かして血流確保するのと水分排出できるからか……診断は専門じゃねえからな……あっ、腎臓悪いときにタンパク質は! 待って!」
みたいなことをつぶやきながら一気に読んでしまいました
なにか変だなと思った時に適切に診療科を選んで診てもらう為に、どういうアドバイスができるか、どうやってその状況に気づけるか、そういうことを考えながら読むことができるので、薬剤師の道を志すものとして非常に参考になりました
本編でも触れられてますが、昨今の薬局ではこのような時に相談を受けたり受診勧奨したり健康食品を選ぶお手伝いをしたり出来るところも増えてるので、このレビューを読んでいる貴方もぜひお使いください……!
それにしてもこれだけ症状が悪かったのに回復し始めている人体の強さと厳しい食事制限をしっかり実行できるdekaiさんの精神力にただ感動するばかりです
食事制限、投げ出しちゃう患者さん結構いらっしゃるんですよね
これからの健康をお祈りしています……北海道に来たらヘルシーなお魚を一緒に楽しみましょう
作者様自らのキャッチコピーに「よく死んでないな自分」とあるように、お医者さんからの衝撃の告知から始まる結構、深刻な闘病エッセイ・・・
でありながら、独自のユーモアセンスでときどきクスリとさせられる軽快な文章。
そして、厳しい食事制限の記録であるのに、食材を丁寧にチョイスしたり、出汁や調理法をしっかりとる、調理の試行錯誤の様子に、何故かむしろお腹が空いてきてしまう、不思議な展開。作者様の食への愛がにじみ出ているのでしょう。
それにしても、私だったらやけっぱちになりそうなところ、きちんとお勤めされながら自炊される生活にも頭がさがります。
どうか早く焼き肉をお腹いっぱい食べられますように・・・!