屋上のフェンスを境にゆらゆら揺れる主人公の本音。定まらないという状態そのものが目的化した人生。そんな彼女が語りかける桜の根元には、青春の遺骨が眠っている。
気持ちよく流れるフィルムの映像。そんな印象。通常とは異なる意味を語に与える、詩の技法?