第6話
ライに抱えられ、到着したのはは異様に変な空気がただよう嫌な感じの場所だった。
よく目を凝らすと大きくて黒いムッキムキの犬が立っていた。高さは5メートルくらいで、よく見ると目が3つある。その足元には血を流した人が2人、横たわっていた。
「さぁ、まずはあれを倒してください。」そうライは言った。こいつは何を言っているのだろう。私はそう思ったが、衣食住のためとりあえず言うことに従うことにした。
「おもいっきりパンチしてみてくださーい」
もうヤケクソだと思い右腕を振り上げ、ぶんっとパンチをしてみた。何かに当たった感触があったのもつかのま、一瞬ででかい怪物犬は地面に打ちつかれて、アスファルトが粉々になっていた。
「は?」 ちょっとしか振ってないのになんだこれ?と不思議に思ったが、ふと思い出した。これは狐の力なのか?だとすると狐ってすごい…
「これがハクハシン様の力です。あの方はこの地球上でおそらく、もっとも力をもった狐でした。」
なんだか私、さっきまでどん底にいたのに結構やばいものに関わっているのかもしれない。
でも、今までの生活よりは楽しそうだ。
オブ・パワー @yuunnn
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