恨みと復讐と一匙の救いと

憎い相手に復讐して爽快にザマァする、と言うような作品ではありません。

復讐の過程でなお傷を負いそれでも前に進む事を己に課さざるを得ず、
自らの茨で己を縛り、赤く染め続ける復讐に憑かれた人だったモノの物語。

取り巻く人々の暖かさと、それ故の自縄自縛、更に先に立ちはだかる壁の高さを思うと
今後の展開に期待半分不安半分という心持ちに。

ただ、話自体はとても好きなのですが、
この内容なら無理に地球からの転生設定にしなくても良かったかも。
取ってつけたような感じになってしまってるのがやや残念。

でも色んな意味で世界観から浮いている某グールは個人的に好きです。

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