彼女に弱みを握られて、彼は今年も女装する。もう、のっけから素晴らしいですね。2人の微妙な距離感というか、言葉にしなくても分かり合えている部分があるというか、とにかくそういう「距離感」が絶妙で抜群です。軽快な語り口で、すらすら読めるリーダビリティの高さも素晴らしい。是非とも皆さんにオススメしたい作品です。
コスプレさせられちゃう男子と、彼を計算で振り回す彼女、この関係性だけでもとてもいい味を出しています。不運な主人公ですが、頑張れという気持ちの一方で、素直にこの状況が面白いと感じてしまいます。コミケ会場が舞台の悲喜こもごもも、非常に愉快でした。