第4話
「
さぁ、帰りやれ。
人を喰やり、負を喰やり、わっちは生きる。
陰陽師はお呼びでないのさ。
月輪が沈むまで、うっとりと。
クックック、と喉で控えた笑い声を立てた。
屋根の上でそのこうべを上げる。
月輪を見上げたその姿を目にすれば。
妖全辞典第四十九
月輪黒狐 陰纏き負情喰きモノ
月輪浮き空 限ぬ愛思き 夜好き
訳___
月輪が浮かぶ空を、限りなく愛しく思い、その
人と妖の片道は 影宮 @yagami_kagemiya
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます