概要
守られることの無かった約束。二度と会うことはないと思ってたのに────
記憶を遡ると、幼い頃の私の隣には、すでに貴方がいた。いつもヒーローみたいに助けてくれた。
貴方といる時だけは笑えた。泣きたい時も、優しい笑顔の貴方を見ると落ち着くことができた。
こんな毎日がずっと続くと思っていたのに、神様は残酷だ。守られることのなかった約束は、私の心を守ってくれるただ一つのお守りとなった。
***
無表情、無感情。全てを隠して生きてきた美愛の前に、再び現れた幼馴染の莉生。
果たして莉生に美愛が救えるだろうか。
『お前は生きていていいんだ』
貴方といる時だけは笑えた。泣きたい時も、優しい笑顔の貴方を見ると落ち着くことができた。
こんな毎日がずっと続くと思っていたのに、神様は残酷だ。守られることのなかった約束は、私の心を守ってくれるただ一つのお守りとなった。
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無表情、無感情。全てを隠して生きてきた美愛の前に、再び現れた幼馴染の莉生。
果たして莉生に美愛が救えるだろうか。
『お前は生きていていいんだ』
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!心に傷を持つ女性が、周囲の力を借りて前に進もうとする愛情と友情の物語。
幼馴染が再会するところから始まります。
壮絶な過去のせいで、表情を失い、生きる希望すら失っていた一人の女性。
そんな彼女の前に現れたのは、幼い頃の唯一の支えだった幼馴染でした。
頑なに拒否する彼女へ、諦めることなく歩み寄ろうとする幼馴染の深くて強い愛情を感じられます。
少しずつ感情や表情を取り戻していく様子は、応援せずにはいられません。
ゆっくり進む物語は、時にじれったくも感じますが、読み終えた後はもっと読んでいたくなること間違いなしです。
この二人のことが大好きになりました。
愛情とは、友情とは、家族愛とは、一体何であるのか。
この物語を通して、考えてみるのはいかがでしょうか。