第6話

隠し部屋の中にあったのは巨大な水晶だった。その中に同い年くらいの裸の綺麗な美少女が眠っている。


「なぜ裸?まぁ俺としてはラッキーだけど……。どうすればいいんだ?封印されてるっぽいしとりあえず封印から出すか。」


俺は魔法創造でありとあらゆるものを解除出来る魔法を作った。


「これで封印を解くことが出来るはず……

“解除”」


水晶に手を当て解除魔法を使った。すると、水晶が砕けて中で眠っていた少女が出てきた。俺は駆け寄り少女を抱き抱える。


「おい、大丈夫か?しっかりしろ。」


「……ん?あなた誰?」


「俺か?俺はユウト。」


「そう…。私はミラ。封印を解いたのは貴方なの?」


「ああ。そうだけど……なんで封印されてたんだ?」


「封印は自分でしたのよ。」


そう言いながらミラは起き上がる。


「私はこの世界で化け物扱いされてたわ。神々すらも凌駕するほどの強大な力を持っていたからいつしか魔法の神で魔神と言われたこともあったわ。けど意識しないと力のコントロールも出来ないし、この力のせいで除け者にされて来た。死のうと思ったけどその勇気もないし、だから自分で封印したの……」


「じゃあ俺は悪い事したのか?」


「ええ。そういう事。」


「そっか。まぁそんな事より……」


「っ……そんな事って何よ!」


「そんな事だよ。俺にとっては。そんな事より、服着なくていいのか?裸のままだけど、まぁ俺としてはむしろそのままの方が…「早く言いなさいよ!バカァァァ!」


バゴーン


ミラの超強烈なビンタがユウトに炸裂した。


「っ!?私……またやっちゃった………。うっ…ぐすん……もうやだ……こんな力。」


ミラは泣き崩れてしまった。


「あービックリした!今までで1番早くて強い攻撃だったなぁ。」


「え!?な、なんで生きてるのよ……」


ミラは目を見張っていた。


「いや、逆になんで死んだと思ってるんだよ。」


「わ、私が本気でビンタしたのよ!死んでもおかしくないわ!」


「ビンタで死ぬわけないだろ!……って言いたいとこだけど普通の人なら即死だな。うん。」


「貴方一体何者なの……?」


「俺はさっきこの世界に来た転移者だ。そしてSランク冒険者でもある。確かにミラのステータスは桁違いだ。魔神と言われるのも納得だな。幸運が圧倒的に少ないけど、この世界じゃ多い方なのか?」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前 ミラ 女 レベル 100

種族 魔女


体力 9億7000万

攻撃力 11億2000万

防御力 11億

敏速 10億8000万

魔力 35億6000万

知力 9億

幸運 5000


スキル

万物の力、自己再生


称号

魔法の神



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


万物の力


この世界のあらゆる魔法が使用可能。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「貴方私のステータスが見れるのね。隠蔽してあるのだけど……まぁこれでわかったでしょ。私がどんだけ化け物か……」


「ああ。確かにすげーけど……ほい。俺のステータス見てみろよ。隠蔽は解いてあるから。」


「!?な、なにこれ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前 ユウト 男 レベル ∞

種族 ???


体力 ∞

攻撃力 ∞

防御力 ∞

敏速 ∞

魔力 ∞

知力 ∞

幸運 ∞


スキル

魔法創造∞、鑑定∞、空間魔法∞、錬金∞、隠蔽∞、解除魔法∞


ユニークスキル

マップ∞、真実の心∞


称号

全知全能

全超越者

ダンジョン攻略者



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「これでわかったろ。俺が1番化け物なんだよ。」


「ふふっ。そうね。ユウトに比べたら皆ゴミ同然ね。」


「いや、そこまで言ってないだろ。」


2人はお互いの顔を見た後、笑い合った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺の異世界チート生活 @mangaka1013

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る