銃と魔法とポストアポカリプス。

作者 ポチ吉

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★★★ Excellent!!!

小気味のいいテンポで刻まれる台詞回しと、死ぬときゃ死ぬ容赦のなさ。
命の値段は銀貨より安く、非情な世界はちょっとステップを踏み間違えれば奈落の底へ真っ逆さま。
お上品な技と技を競い合う決闘などは存在せず、煽り煽られ気付けばいつもブラッドバス。
死にたくないなら今日を足掻いて明日へ繋げ。
荒廃した終末後の世界で繰り広げられる、健康優良不良少年たち(一部除く)のピカレスクロマン。

ジャンルは何だろ?闇鍋的に混ざってはいるが、あえて言うならポストアポカリプス・ファンタジー・パンク?
川崎康宏「銃と魔法」やTRPG「シャドウラン」みたいに、人、エルフ、ゴブリン、オークなど多様な「人種」が存在し、技術や呪文や銃や薬で戦い殺し死に生きる。

ヒロインも魅力的だが、それ以上に女房役の蜥蜴とマスコットの機械が魅力的で愛らしい。
一級品のエンターテイメントをご賞味あれ。

★★★ Excellent!!!

現代と地続きな終末後。
舐められたら負けの頽廃的な世界で暴力を売って暮らす主人公が、銃と魔法で殺し合ったり、口と態度で煽り合ったりする話。

呪印の装甲があるから銃は一撃必殺の武器ではなく、魔法も何だか油臭い。
わくわくする世界観だ。

ルート次第でうっかりメインキャラでも死にそうな殺伐感を、頽廃ジョークで楽しく笑える物にしてしまう筆致が、この物語を上質のエンターテイメントに仕上げている。

★★★ Excellent!!!

同居の難しい「魔法+SF+荒廃世界」というお徳用パックのような世界感に
癖のある主役級キャラをぶっこむ暴挙にも関わらず読みやすく痛快な作品になっていると思います。

銃と魔法要素は少し薄めですが、ウイットに富んだ切り返しやダーティヒーローなお話が好きな方には是非読んでみて欲しい作品、お薦めです。