脳のコピー&ペースト

堀井九太郎

脳のコピー&ペースト

「いかんな。どうもうまくいかない」

というのが、このところの博士の口癖だ。

 マウスの脳内ニューロンの活動が起こす電位変化を計測し、その論理を解析して、マウスの思考を知ることに成功したのが十年前。さらに研究を続けて五年前にはヒトの脳への応用に成功し、ヒトが考えていることをかなりの程度までモニターできる仕組みを開発した。

 これはもう、蒸気機関、電気、コンピューターに次ぐ発明だ、と興奮したものだ。世界も画期的技術の到来に歓喜し、博士は一躍時の人となった。

 ところが、この技術はあまり普及しなかった。他人の脳を覗くことはプライバシーの侵害であるとされ、各国が一斉にこの技術の使用に関する法規制をおこなったのだ。結局この技術は、犯罪捜査の場で裁判所から令状を得たうえで被疑者から嘘のない証言を引きだす場合や、医療の場で脳の命令を筋肉に伝えられない難病患者の意思伝達を助ける仕組みとして使用する場合など、極めて制限的にしか使われず、それはそれで各場では大いに歓迎されたのだが、博士が期待したように世界を変えるほどのことにはならなかった。

 博士は、異性の本心を知りたい人などは法を犯してでもこの技術を使いたいはずだと考えた。そこで研究室のそばにクリニックを開業し法外な報酬を受けとるやみ診療をおこなうことにした。

 しかし、脳内の情報を読みとるためには対象者に仰々しいヘッドギアを何時間も装着させなければならない。それゆえ他人の脳のなかをこっそりと覗き見したい場合には全く使えない。診療希望者は思いのほかに少なく、クリニックは大きな赤字を出した。

 しかし博士はくじけなかった。まもなく技術の発展的改良に成功した。

 脳の情報を書き換える技術だ。ある人の脳の情報を他の人の脳の情報で置き換えるのである。

 従来の他人がなにを考えているかを知る技術の場合、その人の脳内のニューロンの活動を読み取ることはさして難しいことではないのだが、読みとった膨大な量の電位変化を解析し、その意味を知ることが極めて難しい。しかし新しい、脳内を書き換える技術の場合は、無限ともいえる脳の活動を完全に理解する必要はない。ある人の脳から読み取った情報を、そのまま他の人の脳に移植してしまえばいいのだ。例えるならば、文書を作成する時に、ウェブ上に書かれている情報を、その内容を理解せずにコピーし、文書作成ソフトにペーストするようなものだ。

 このコピー・アンド・ペーストの技術は大いに利用されることになるだろうと博士は期待した。これはもう、火薬、羅針盤、活版印刷に次ぐ、社会に大変革をもたらす革命的な大発明だ、と意気込んだ。

 ところがこちらも、ふたを開けてみると、ほとんど需要がなかった。

 脳を新たな情報で上書きするとそれまでの記憶のほとんど全てを失ってしまうのだが、どんなに消してしまいたい記憶がある人でも、子供の頃に見た両親の笑顔や初恋の儚い気持ち、スポーツの試合で格上の相手を大逆転で倒したこと、仕事で大成功したことなど、消してしまうには忍びない思い出があるものだ。手術希望者に対して、それらもすっかり消えてしまうと説明すると、手術希望者は一様に躊躇し、たいていは記憶を残すほうを選ぶ。

 脳情報が上書きされることを希望する者が少ないだけでなく、上書きする情報を提供する方もほとんどあらわれなかった。脳をどのように書き換えればいいのかは完全にはわかっていないので、他者の脳の一定領域をそのままコピーしペーストするしかなく、脳情報の提供者は自分の秘密を他の人に知られてしまうことになる。ATMカードのパスワードやヘソクリの隠し場所、人に言えない過去の恥ずかしい行為なども、そっくりそのまま移植されてしまうのだ。それをいとわないという人を探すのは簡単ではなく、いたとしてもかなりの報酬を支払わなくてはならない。そのため、脳の書き換えを希望する患者に対する請求額はどうしても高額にならざるを得ない。

 クリニックで手術を受ける者はほとんどおらず、従来の脳内の情報を読みとる技術のように犯罪捜査の場で使われるというような特殊需要もない。博士の赤字は膨らむ一方だった。採算に乗らないのであれば、どんな大発明でも後世の笑いものになるか完全に忘れ去られるかのいずれかである。


 博士は請求書が散乱するデスクのうえに突っ伏して、

「ああ、どうもうまくいかない」

と、再びつぶやいた。

 部屋のドアをノックする音があった。

 研究室に入ってきたのはクリニックで雇っている助手である。彼女の給与は三ヶ月滞っている。助手は、不機嫌をとおりこして全ての気力と興味を失ったかのような抑揚のない声で、

「博士、来客ですよ」

と、ぼそっといった。

 来客は、挨拶のことばもなく、ずかずかと奥まで入ってきて、博士のデスクの前の椅子にどさりと座った。見たところ四十歳前後の男である。剃り上げた頭と太い眉、キツネのような細く冷たい目、フレームの端がとがりレンズに薄い色がはいった眼鏡、いかつい顎。絵に描いたような悪人面だ。

 風貌に似合った低いしわがれ声で男がいった。

「オレの記憶を書き換えてくれ。カネはいくらでもだす」

 久しぶりの患者である。博士は喜びでほころびそうな頬を隠し、キツネ目の男を伴いクリニックへ移動した。

 まず男に移植する脳を決めなければならない。

 高額を支払って集めた百人の脳のコピーを保存してある。性別、年齢、性格、嗜好などに偏りがないよう注意して集めたものだ。ただし、ほとんどの者が比較的貧しいということが難点ではある。裕福な者はカネのために自分の脳を売ろうとはしない。

 キツネ目の男に

「どの脳にしますか」

と訊くと、男は即座に

「どれでもいい」

と答えた。

「いやいや。どれでもいいとおっしゃられても困ります。ある程度はいまの自分に近いものにしておいたほうがいいですよ。手術後も継続して社会生活をおくっていかなければならないのに、全然違う脳になってしまったら、なにかとややこしいことになりますよ」

「任せる。ともかく早くやってくれ」

「まあまあ、そんなに焦らずに」博士は、落ち着け、というように両手のひらを男に向けた。「早くとおっしゃられても、通常お申し込みから手術まで一週間の時間を空けさせていただくことにしています。脳内の情報を消し去ってしまうのです。一晩眠ると気が変わるという人もおりまして、はたして本当に脳内の情報を書き換えてしまっていいものか、改めて考えていただくためです」

「気が変わることなど絶対にない。待つことはできない。今日すぐにやってもらおう」

と、男は凄みのある声でいった。

「では、ひとつだけ聞かせてください。あなたはこの手術を受けることによって、確かに幸せになるのですか」

「ああ。それは間違いない。大いに幸せになるさ」

「わかりました。では特例でいまから手術をおこないましょう」


 手術が終わった。

 男が目を覚ます。どこか優しげな笑顔であり、色つきの眼鏡が似合わない。どこが変わったのかとよくよく見てみると、どうやら目の感じが変わったようだ。目が微かに丸くなっている。もうキツネ目とは呼べない。

 キツネ目男が

「私は、ひょっとして――」

といって、側頭部を手のひらで覆った。男は過去の記憶を失っているはずだが、脳情報の提供者の記憶が脳情報を提供することを決め手術を受ける寸前まであるので、自分の脳情報が移植されたものであることは推察できるはずなのだ。

「そうです。頭のなかの情報が他の人のものに置き換わっています」

 博士は男に手術前にサインをさせた契約書を見せた。

 男は微かなとまどいの顔を浮かべてから、

「お支払いはどうしたらよろしいでしょうか」

と、丁寧なことばで訊いた。

「代金は事前にいただいていますよ」

と告げると、男は深々と頭を下げて、帰っていった。

 博士は、助手の給与や滞納しているクリニックの家賃を支払っても十分につりのくる大金を手にいれ、加えて、一人の男を幸せにしたのだという喜びで満ち足りていた。博士は銀行にいって現金を引きだし、帰りがけにシャンパーニュを一本買った。クリニックに戻り助手に現金で給与未払い分に色をつけて支払い、シャンパーニュを開けて助手とともにグラスを傾けた。

「男にどのような脳情報を移植したのですか」

と、助手が訊いた。

 博士はグラスをもったまま片手でキーボードを叩き、

「男、四十二歳、日本人、東北の出身だな。小学校の教師でずいぶんと生徒に慕われていたようだ。妻と子ふたりの四人暮らし。性格はおとなしく内向的。ただ、ギャンブル好きで大きな借金をかかえ、それを家族にもいえず苦しんでいた。それで脳を売りにきたわけだな。脳を売って借金を返しても余りがあっただろうから、余ったカネをまたギャンブルに費やしてしまっていない限り、いまは幸せに暮らしているだろう」

「温和な性格の人の脳情報を移植されたから、あの男は目つきまで変わったんでしょうかね」

「借金を返せるカネを手に入れて幸せな気分となっているところで売られた脳だからな。その脳を移されたのだから幸せな気分で目覚めたことだろう。だから目つきが優しくなったのかもしれない」

「それで、キツネ目の男はいったいどんな人間だったのですか。いかにも悪人という顔でしたが」

「うむ。私も興味はある。とはいえ、カネにもならないことで法令違反をする気はないよ」

 法令により、他者から取り出した脳情報を解析し他者が考えていることを知ることは、犯罪捜査や医療を目的とした場合など、一定の場合のみに制限されている。キツネ目だった男の脳のデータはコピーし保存してあるが、そこから男の思考を抽出すれば法令に違反することになる。

「まあ、忘れてしまいたい相当に苦しい記憶があったのだろうな。手術の前とあととであんなにも表情が変わったのだから、私は彼を苦しみのなかから救い出したのだろう。カネももらったし、人助けもした。なかなか愉快だよ」

と、博士は満足げに笑ってグラスを飲み干した。


 六日後。

 助手が博士の研究室に飛び込んできた。

「なんだよ。騒々しい――」

という博士のことばにかぶせ、助手は

「テレビ、テレビ。テレビを見てください」

と叫ぶようにいった。

 リモコンでスイッチをつけると、画面はニュース番組の中継映像のようだった。なにかの事件の犯人らしき男が警察車両の後部座席の中央に乗せられ護送されていく。男は顔を隠さず、呆然とした表情で前を見つめている。

「な、な、なにぃ。こ、こ、こいつは――」と、博士はひどくことばをつまらせた。「キ、キ、キツネ目の男じゃないか」

 端のとがったフレームの色つきレンズの眼鏡はしていないが、丸坊主の頭と太い眉、いかつい顎は、確かに六日前に手術をした男のそれだった。

「ど、どういうことだ。いったい」

「一週間前に近所で銀行強盗がありましたよね。その犯人のようです」

「人質のうちの五人を射殺し、結局カネをとれずに逃走したという事件か」

「そうです。殺されたなかには母と息子の親子がいて、息子はまだ四歳だったとか。なんとも傷ましい事件でした」

「きょ、凶悪犯じゃないか。私は、そんなやつの手術をしてしまったのか」

「そのようです」

「男がここに来たのは銀行強盗の日よりもあとだったか」

「はい。犯行の翌日です」

「と、とんでもないことをしてしまった――」

 博士はうなだれ、両手で自分の頭髪を強く握りしめた。


 キツネ目だった男はまもなく起訴され、裁判となった。

 裁判に世間は注目した。家庭でも職場でも学校でもこの裁判が話題の中心となった。とはいえ、人々はみな、判決は求刑どおりの死刑で間違いないだろうと思っている。人々の関心を惹いたのは、次々と明るみになる残忍な行為と、そのたびにテレビで流される遺族の悲痛な顔、そして、罪を絶対に認めようとせず、ふてぶてしくも「知らない」のひとことで通そうとする被告の態度だった。

 しかし、博士が裁判所に呼ばれ証言台に立ったとき、裁判の流れが一転した。

 博士は弁護側の求めで被告に脳情報書き換えの手術を施したことを証言した。

 過去の記憶がきれいさっぱり他のものに置き換わっていることなどを説明した。博士は、研究室に現れた男が凶悪犯とは知らずに手術をしたのだと強調したが、それは全く重視されなかった。

 翌日から博士は「犯行に加担した」と、世間の痛烈な批判を浴びることになった。

 犯行の記憶がない人物にはたして罪を問えるのかという点が裁判の争点となり、被告の頭のなかがどうなっているか、それを正確に知るために裁判所は再び博士を法廷に呼んだ。

 弁護人が証言台の博士に問う。

「脳のなかの全てが書きかわっているということですか」

「脳のうちの、例えば臓器を動かすような部分はそのままですが、記憶にかかる部分は全て置きかわっています」

「過去の記憶は全くなくなっているのでしょうか」

「被告の頭のなかには自分ではなく他人の過去の記憶があります」

「では犯行のことは全く覚えていないということですね」

「覚えていないといういいかたをすると、はっきりとは思い出せないものの、なんとなく罪を犯したような気がしている状態というようにも聞こえますが、そういう状態ではありません。銀行強盗を、全く自分とは関係のないことのように感じているはずです。被告のなかでは、性格や考え方も別人のものになっています。体はもとのままですが、意識は全く別人のそれになっているのです」

「つまり被告は『覚えていない』どころか、『知らない』と感じているということですね」

「そうです」

「なるほど、よくわかりました。では、銀行の中で銃の引き金を引いたのは被告の指ですが、その指に対して銃を撃つよう指令をだした脳は既に被告のなかにはないということですか」

「いや。脳自体は変わっていません。脳に書き込まれている情報が別人のものになっているということです」

「ではいいなおします。被告の指に対して銃を撃つように命じた脳内の情報は、いまこの法廷のなかにはない、ということですね」

「まあ、そういうことです――」

と、博士は語尾をのばしていった。

「では、現在の被告の脳内の情報の提供者についてお聞かせいただけますか」

「それは詳しくは申せません」

「どこの誰と特定できるような情報は結構ですので、どのような人なのかという点について、お話しいただける範囲でお聞かせください」

「小学校の教師で、奥さんとお子さんと暮らしているかたです」

「その方は生徒さんにずいぶんと慕われているそうですね。性格はおとなしく内向的だとか」

 博士は弁護人を睨んだ。事前の打ち合わせの時に博士が弁護人に教えた内容ではあるが、博士は主観的で不確かな情報が裁判の流れに影響を及ぼすことを嫌い、敢えてこの場では口にしなかったのだ。

 博士が答えずにいると、弁護人は構わず続けて、

「そのような人がはたして銀行に押し入り、五人もの人を射殺するようなことがありましょうか」

「それは私が証言すべき内容ではありません」

と、博士は毅然といったが、弁護人は裁判官と陪審員のほうをみて、

「まあ、小学校の教師の脳でなくても、この法廷内にいる誰の脳であっても五人を殺害するようなことはありませんが」

とさらりといって、次の質問に移った。


 翌日以降、法廷の内外で論争がなされた。

 無罪と考える者は、体は脳の指示に従うだけのただの道具なのだから、犯行に使われた銃に罪を問えないのと同様に、脳が全く別人となってしまっている被告に罪を問うべきではない、と主張した。

 しかし一方で、殺人が確かにおこなわれたのに罪に問われる人がいないというのはおかしい、罪を犯しても脳を書き換えさえすれば罪に問われないのであれば犯罪をし放題になる、と考える人も多かった。

 犯行時の脳情報が保存されているのであれば、それを被告の脳に戻してから罪を問えばいいのではないか、との意見もあった。しかしその場合、新しい脳情報を得て既に別の人格となっている被告の脳を強制的に書き換えるのは人道にもとる、という反論も少なくなかった。


 判決が出た。

 判決は「無罪」である。裁判官、陪審員全員一致の無罪判決だった。

 しかし判決を聞いた人々の胸には大きな違和感があった。

 その違和感は怒りとなり、怒りは、このような事態をひきおこす技術を開発し、かつ、二回の証言で無罪を決定づけた博士に対して向けられた。

 怒る大衆は博士の研究室のあるビルの前に集まり、声をそろえて博士を非難した。博士は研究室にとじこもり、ブラインドを閉め、耳をふさいだ。

 博士は苦しんだ。このような技術をつくってしまった自分を呪った。

 なににもまして博士を苦しめたのは被害者の遺族の感情であった。

 ある日ふとつけたテレビで流れていたニュースに事件の被害者の家族が映っていた。殺された母子の父親である。妻と幼い息子を同時に失った彼は、「犯人を殺してやりたい」と叫び、「しかしいったい誰を殺せばいいんだ」といって涙を流した。

 博士はブラインドを閉めた暗い研究室のなかで頭を抱え、ひとり苦悶した。


   ***


 目が覚めると、自分がどこにいるのかがわからなかった。

 手術台のようなもののうえに横たわっている。

 仰向けのままで左右をみわたすと、まわりの景色は、うっすらと覚えてはいるが、見なれたものではない。

 どうやら病院の一室にいるようだ。しかし体のどこにも痛みはない。どこかを切られたような感覚もない。

 女が慌てた様子で部屋に入ってきた。どこかで一度見たことがあるような気もするが、なにものなのか、わからない。

 女がいった。

「は、は、博士。警察です。警察が来ました。博士を捕まえにきたようです」

 女のうしろから十人ほどの男がなだれこんできた。

 そのうちの黒いスーツを来たひとりがいった。

「おまえだな。銀行に押し入り、人質の五人を殺害したのは」

 手術台から体をもたげた。

 なにやら不思議な感覚がある。浮遊しているような感覚だ。自分の体が自分のものではないような感じがする。

 傍らに心配そうな顔で立っている女に

「鏡。鏡はないか」

と訊いた。

 女は部屋をでて、すぐに手鏡をもって戻ってきた。

 鏡を覗くと、自分のものとは思えない顔があった。豊かだが白いものがまじった頭髪、細い眉、ふくよかに丸い顎の線。ただ、刺すような細い目にだけは見覚えがあった。

 女が黒いスーツの男に

「いったいこれはどういうことなのですか」

と、高い声で訊いた。

「通報があったのですよ。このクリニックの手術台のうえに犯人がいると」

 黒いスーツの男は向き直り、再び訊いた。

「銀行強盗と人質殺害の犯人はおまえなんだな」

 手にした鏡をゆっくりとおろして、答えた。

「そうだ。その犯人は、確かにオレだ」

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