概要
擱座した帝国の巡空艦。彼女と彼以外に、そこで生きている者はいなかった。
飛行船から発展した空飛ぶ軍艦「巡空艦」が実用化された世界。二度目の世界大戦が始まり、海向こうの仇敵アイル・ブリストル王国に上陸したフェーマルン帝国は、じわじわと戦線を首都へと押し進めようとしていた。そんな中、先んじて王国首都を空襲し戦意を削ぐ作戦が発案され、巡空艦隊が夜間出撃を敢行する。
主人公は精悍な艦長でも無能な司令官でもなく、とある巡空艦のしがない機銃座の観測員。自力ではどうすることもできない戦闘に身を投じ、彼は空の戦場で地獄を見る。
主人公は精悍な艦長でも無能な司令官でもなく、とある巡空艦のしがない機銃座の観測員。自力ではどうすることもできない戦闘に身を投じ、彼は空の戦場で地獄を見る。
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