あーこれ好きです。地の文の個性は、好きな人が読んだら絶対気に入ります。独特で面白いので、詩を書いている人なら受け入れられそうです。 ―変わらないでいたいことを願うのは不幸でしかない。当たり前だ。 ―だからこそ、最後の最後まで手を離してはいけない。心に響く言葉の他にも注目してほしいのが二人関係ですね!あっさりとしているけど、確かにかたい絆で結ばれている寂しさと優しさが混ざった物語、ぜひ読んでみてください。
寂しくも美しい情景を、繊細に描かれています。主人公の独白や彼の目を通して浮かび上がる世界が、非常に詩的で、独特の味わいがありました。登場する道具やそこから導かれる会話や追憶も、物語に切なさを引き出しているようでした。